現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

大阪の食い倒れ、京の着倒れ、名古屋は?

2013-01-22 03:45:34 | 社会問題
大阪、京都、東京の人の気質を表した話。

「京都は十代,東京三代,大阪一代」。
その土地の人間になりきるには、京都は十代かかるが、
江戸っ子は三代。大阪は一代で、土地の人間になれるという。

「京の着倒れ、大阪の食い倒れ、江戸の買い倒れ」。
京都は着物にカネを使って、大阪は食べるモノにカネを使って、
江戸は“女郎買い”で 身上をつぶすという意味。

名古屋人は質素倹約で つぶれない。繊維業界が不況で
老舗が次々と倒産しているが、しっかりよそに蓄財していて、
倒産は、借金を清算するための合法的手段。そのあと、
一から出直すという堅実ぶりだ。


東京と大阪と名古屋の男が一緒に食事をした。食事が終わって
東京の男は、カッコよくみんなの分を払おうというポーズで席を立つ。
大阪の男は 「いやいやワリカンで」と席を立つ。名古屋の男は
すっとトイレに隠れ、支払いが終わった頃に「や どうも どうも」と
出てくる。

東京人は、値段の高い方を買い、いかに高かったかを自慢する。
大阪人は いかに安く買ったかを自慢する。名古屋人は、派手に
宣伝するものには手を出さない。

京都は過去に生き、東京は現代に生き、神戸は未来に生きる。そして
大阪は今日の夕方まで生きる。


東京のお客はんは、予算を前もって決めていても、興に乗れば
なんぼでも お足を出して、後で泣いたはります。
大阪のお客はんは、予算から出ても、はじめからそれを見込んで
遊んだはりますから、気持よう払うて帰りはります。
京都のお客さんは、少ない予算で、その範囲でじっくり楽しんで
帰りはります。
名古屋のお客さんは、予算から足が出た分、値切り倒しはります。
(田辺聖子「言うたらなんやけど」より)


なお 日本では血液型による性格判断がよく言われるが、
外国では全く使われていないとのこと。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。