現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

全盲のバイオリニスト

2009-05-08 14:21:20 | プロとアマ
「全盲のバイオリニスト」で検索すると、松尾牧子、
増田太郎、穴沢雄介、白井祟陽、上田大輝、川畠成道と
何人も出てくる。その中で「和波孝よし」だったか。
以前TVでドキュメンタリーを観た。日本では「もう
君に教えることはない」と師に言われ、イギリスに留学。
その時まではまだかすかに目が見えた。そして帰国しての
リサイタル。前日に完全に目が見えなくなった。もう
リサイタルを中止しようかと思うくらい一晩泣き明かして、
当日を迎えた。舞台に上がった瞬間、すべての悩み迷いが
吹っ切れた。「見えないものはしょうがない」と。その時、
今までの自分とまったく違うパワーが出た。と

光に執着していた気持が吹っ切れ、悟りの境地にはいっての
演奏は格段の輝きを増したのだ。その演奏を私もTVで観た。
感動で涙が止まらなかった。

しかし彼は言う。「“全盲のバイオリニスト”と言われたくは
ない。音楽家に障害の有る無しは関係ない。誰しも様々な
条件を抱えている。そんな背景は聴く人には関係ないのだ」と。
そう「全盲の」ということすら差別なのだ。しかし、全盲である
ことを知らずに聴いたとしても、彼の演奏は人々に感動を
与える。私もそんな演奏を目指したい。


私のメールは goo3360_february@mail.goo.ne.jp

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優しく包む歌声の陰に

2009-05-08 11:24:25 | プロとアマ
5/8 中日新聞「へこたれない人々」で、オペラ歌手
中島啓江さん。人の3倍はある巨漢だ。父親の
暴力に苦しみ、拒食症になった結果とか。
「かっこよく太っていたい」と、その細い目は
観衆を笑顔にする魅力がある。
「歌で一人でも多くの人を笑顔に、元気にしたい。
優しい人を増やしたい」とも。「私が今、人に
いろいろ語れるのも、生きていればこそ。辛い
経験も、人を元気づける力に変えられる。
「自分をいじめ、攻撃してくる人にも感謝、暴力
をふるう父にも、ありがとうと感謝すれば、関係
は変わり、つながっていける」。そして、
「すべての人に生きる意味がある。自分を否定
しない、相手を否定しない。過去を否定しない、
明日を否定しないで」というメッセージは、
中島流「へこたれない」極意。と

朝起会でも同じことを言われている。型見本だ。


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