現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

美和町詩吟の会

2007-10-08 11:42:43 | 虚無僧日記
今日10/7 名古屋の西、美和町の文化会館で、詩吟の
大会があり、鈴花ともども尺八と筝の伴奏を務めた。
客席700という立派なホールだが、残念ながら
観客は、出演者の70名ばかり。しかし、皆舞台に
集中して真剣に聞いてくれている手ごたえを感じた。
主催者の石井磊伸の人柄と企画力、そして詩吟を盛り
上げる尺八と筝、鳴り物の伴奏、さらにママさんコー
ラスも加わっての相乗効果の成果だ。

通りがけに立ち寄り、ずっと聞いて下さる方も居た。
帰りに受付の人に「尺八と鳴り物がいいタイミングで
入り、面白かった」と感想を述べられた由。

コーラスの指揮者は、名古屋でも有名な音大の教授。
その方も「心に沁みる尺八でした。こんな尺八聞いた
ことがないです」と、褒めてくださった。

詩吟講師の久田氏も「牧原さん、音変わりましたね」と。
「虚無僧の成果です。音が聞き手の心にどう響くか、
それを大切に考えて吹いてますから」との答えに、
「今日は勉強になりました」と。

こうした反応があると、一日の疲れも吹き飛ぶ。鈴花も
筝と鳴り物を褒められ上機嫌で、三次会までお付き合い
し、カラオケで騒ぎまくった。





心の叫びの吟

2007-10-08 11:42:25 | 虚無僧日記
9/30 愛知県吟舞道文化連盟吟詠大会で、尺八伴奏を務めた。
式典での来賓広青龍氏の挨拶は、いつもながらに良かった。
 
「安政の大獄で捕らえられ、30歳で刑死した吉田松陰の
 辞世の句は

   身はたとひ 武蔵野の野辺に 朽ちぬとも
      留め置かまし 大和魂

 松陰は、まさに今、首を打たれんとする時、この句を
 吟じた。その時の吟は、節調がどうとか、発声がどうとか
 こだわったでしょうか。真に心の叫びの吟とはどのような
 ものか、そのような事を考えて吟ずる人が、今いるでしょうか。

と。心の叫びの吟。私はこういう事にすぐ染まる。午後からの尺八は、
詩の内容に応じて、時に激しく、時に悲しく、時に明るく冴え渡った。

翌日、京都の増田さんから電話がはいった。
 「五年ぶりに聞く先生の尺八、音色も吹き方も変わりましたね。
  詩吟よりも、尺八の音に聞き入ってしまいました」と。

そう、虚無僧で街角に立って吹くことによって、私の尺八は変わった。
演奏会場での演奏は、吹き手の一方的な押し付け。虚無僧の吹く音は、
通行人が通り過ぎる一瞬、一音しか聞いてもらえない。その一音が
相手の心に響かなければ、喜捨していただけない。一音一音がどう
通行人に伝わるか、全神経を集中させて吹くようになったのだ。

賞味期限

2007-10-08 11:41:40 | Weblog
私は「賞味期限」などあまり気にしない方だ。だが
程度問題である。母は、冷蔵庫の中に、もう何年も
前の瓶詰めやら調味料がいくつも眠っている。一度、
冷蔵庫の中の物を整理して、賞味期限切れの物を全部
捨ててやった。そしたら、何年も前の物でも、ちゃん
と覚えている。「あれが無い、これが無い、みんな
捨てられてしまって悔しい」と、後あとさんざん愚痴を
聞かされ大変だった。

朝起会でも、この類の夫婦喧嘩の話がよく出る。家族って、
こういうことでお互いを責めたり、口喧嘩が絶えないようだ。
その時「こらえて、こらえて」夫婦円満の道を探るのが
「朝の集い」なのだ。

話変わって、元吉本興業の役員の話。
「物にはすべて賞味期限がある。お笑い芸人もそうだ。
同じネタ、同じキャラではいつか寿命が尽きる。どう脱皮
していくかが、芸能界で長生きする秘訣」。なるほど。

綾小路公麿の「有効期限の切れた亭主と、賞味期限の切れた
女房」というギャグがうけた。夫婦も「賞味期限が切れない
よう、いつも新鮮に、キャラを変えなければということだ。

私の「一休語り」の講演も、今脱皮すべく思案中。




子供の声が騒音?

2007-10-08 11:39:54 | 社会問題
公園の噴水遊びを騒音認定、「基準超す」と使用停止に(読売新聞) - goo ニュース
噴水で水遊びする子供の声がうるさいとの訴えを受けて、裁判所が
噴水を使用停止に。夏場は子供も遊ぶだろうが、これから寒くなれば、
遊ばないでしょう。噴水がうるさいのではなく、子供の声がうるさい
のだから、公園に子供がはいることも禁止しなくては、意味無いのでは
と思う事件だ。少子化の時代。子は“お国の宝”ではないが、子供の
健全な成長にもう少し、理解してあげてもいいと思うのですがね。

ところで虚無僧の私。公園で尺八を吹いていて、若者に「うるさい!」
とガンつけられたことがあった。その時吹いていた曲は、高い音で
ピーピー洋物だった。ノーリズムの尺八本来の曲は、「いい音色」と
概ね受け入れいただいている。和物の古典の良さがここにもある。

アクセスIP数、150件超す

2007-10-08 01:35:53 | ブログ
9/16~9/22 1032 人
9/23~9/29 1011
9/30~10/6 1288
当ブログにアクセスしていただいた方が、3週連続
1000人を超えた。一日平均150人となる。

常連の方は何人くらいおられるのか?偶々開いた
1回きりの方が、毎日これだけおられるのか?
最初の頃はコメントなどいただいていたが、
最近は0。無言の来観者に不安も募る。

「ブログ開けなかった」「投稿できなかった」という
声もあり、パソコンはどうも摩訶不思議だ。
未だにメールの送信の仕方もわからない私である。