京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

ゆく河の流れは絶えずして・・・・

2011年04月05日 | 京都の景観

京都不動産コンサルタントのブログ

以前、京都は自然災害が少なく都が長期間存在した、
という主旨の記事を掲載した覚えがあります。

今回の地震災害を目の当たりにし、
念のため地震経歴を調べてみました。

しかし、流石に地震列島日本。
京都もご多分に漏れず少ないとは言え、
ありました。

タイトルのかの有名な方丈記、
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし」
の後方には、
「山は崩れて河を埋み、 海は傾きて陸地を侵せり。
土裂けて水湧き出で、巌割れて谷にまろび入る」そして
余震は三ヶ月にもわたって続いた、
という記述があります。

この1185年8月13日文治京都地震がM7.4、
ウィキペディア地震の年表によれば、
直近が1830年12月19日文政京都地震M6.4、死者280人で二条城など損壊、
とあります。

ここ180年間は直下型の大地震はありません。
しかし、京都盆地の成り立ちが扇状地であることで、
方丈記にもある「土裂けて水湧き出で」は
水はけの良い地下堆積層に貯まる水瓶が噴出した
やわい地盤とも考えられます。

ゆく河の流れは絶えずしての無常観と
滑りやすい地層…なのですね(笑)

追)元号の「文」が付くと危険だとの法則も成り立ちます?

コメント
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