小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

映画 『モリエール 恋こそ喜劇』(公開:2007年 フランス、2010年 日本) 

2014年02月22日 | 映画

  


映画のストーリー
1644年のパリ。装飾業者の父を持つモリエール (ロマン・デュリス)は、仲間とともに演劇に熱中する22歳の青年だった。後に『タルチュフ』や『人間嫌い』などで喜劇王として成功するが、この頃の彼はそんな名声からはほど遠い、駆け出しの役者に過ぎなかった。だが、仲間たちと意気込んで旗揚げした劇団は、志に演技力が追いつかない上に、設立当初からの経営難もあって破産の危機に瀕する。債権者に訴えられたモリエールは、二度も投獄の憂き目に会うが、二度目の釈放の後、忽然と姿を消す。その後の彼に何が起こったのか?すべての伝記で空白になっているこの数ヶ月間のモリエールの姿を追う。そこには、彼が遭遇した奇妙な冒険と、マダムとの秘められた恋があった……。 
 
スタッフ
監督 ロラン・ティラール
脚本 ロラン・ティラール 、 グレゴワール・ヴィニェロン
撮影 ジル・アンリ
美術 フランソワーズ・デュペルテュイ
音楽 フレデリック・タルゴン (movie.walker) 



キャスト
ジャン=バティスト・ポクラン(モリエール) - ロマン・デュリス: 劇作家で俳優。
ジュルダン氏 - ファブリス・ルキーニ: 金持ちの商人。
セリメーヌ - リュディヴィーヌ・サニエ: 侯爵夫人。ジュルダン氏の想い人。
エルミール・ジュルダン - ラウラ・モランテ: ジュルダン夫人。
ドラント伯爵 - エドゥアール・ベア(フランス語版): ジュルダン氏を騙している男。実はセリメーヌの愛人。
アンリエット・ジュルダン - ファニー・ヴァレット(フランス語版): ジュルダン夫妻の娘。
ヴァレール - ゴンザーグ・モンテュエル: アンリエットの恋人。
トマ - ジリアン・ペトロフスキー: ドラント伯爵の息子。商売の仕事を望む。(ウィキペディア)




 録りだめから面白い映画を観た。今、shinkaiさんのブログで中世の色濃いイタリアを散策させていただいているので、この時代の衣装なり屋敷や建物に共通するところがたくさんあり親しみが湧いた。

 予備知識なしで観ていたがモリエールは実在の劇作家なんだ。汚らしいモリエール役の主人公が金持ちの商人の綺麗でとっても魅力的な妻・ジュルダン夫人と恋中になろうとは夢にも思わなかったが、なぜかそうなってしまう(笑)。そして金持ちの旦那のジュルダン氏が恋焦がれるセリメーヌ侯爵夫人の方は小父さんから見れば魅力に乏しい小娘にしか思えないからストーリーがすーっと理解できなかった(笑)。

 主人公モリエールの役柄も俳優・ロマン・デュリスも映画『妹の恋人』(Benny & Joon 1993年 米)のジョニー・デップにどことなく似た雰囲気だと思った。

 『モリエール 恋こそ喜劇』はフランスでは180万人を動員する大ヒットでモスクワ映画祭観客賞、男優賞受賞。第33回セザール賞では助演男優賞、脚本賞、美術賞、衣装デザイン賞にノミネートされた。日本では、2007年3月にフランス映画祭(第15回)にて上映され観客賞を受賞したんだとか。


  
 
 

映画『モリエール 恋こそ喜劇』予告編  
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4 コメント

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小父さんへ (颯颯(さっさつ))
2014-02-23 07:29:30
映画館で洋画を観た最後の作品は何だったのだろうかと、思い返しても全く記憶に辿り着きません。
もっとも、近年は映画館に足を運ぶのは年に1、2回ですから、仕方ないですね。
昨年は宮崎駿監督の「風立ちぬ」、今年に入って観たのは山田洋次監督の「小さいおうち」だけです。
そうそう、昨年は中島みゆきの夜会「2/2」も観ていますね。
私の尊敬する3大監督、黒澤明監督はなくなられて久しいですが、宮崎駿監督は引退、ご高齢の山田洋次監督の作品はあと何本観られるのでしょうか。
大昔に立ち見で観たざわざわした雰囲気の映画館が懐かしく思い出されます。
颯颯さんへ (小父さん)
2014-02-23 21:12:40
はっはっは
映画好きだった私もこのところ映画館から足が遠のいています。
ひとつの映画を観て、次の予告編を見れば行きたくなるんですが最近は新作の映画情報を全く持ちません。

評判のクラシック映画のテレビの放映はたいがい面白いですね。
ハリウッド映画はこれでもかこれでもかという位お金を使っていますね。
ついつい見とれてしまいます。

フランスやイタリアの映画は入ってくるのも話題になるのも少ないのだと思いますが違った趣があるように思います。

颯颯さんは宮崎駿監督の引退でさみしいですね。
「風立ちぬ」、はハリウッドのアカデミー賞にノミネートされているんでしたっけ。

「小さいおうち」は本を読んだのですが、
本/ 直木賞作品 『小さいおうち』 中島京子 著http://goo.gl/zC1wPC

今、Yahoo映画のページをちょっとのぞきましたが、豪華な」スタッフですね。
大久保駅前でやっているのか?
興味大ありですが、劇場の敷居が高くなりましたね!(笑)

本を読んだのも随分前なので内容も忘れています。
確か古い時代のゆっくりした時間の流れだったような!
Unknown (shinkai)
2014-02-26 01:28:34
こんにちは! 昨夜お邪魔して、ここのToutubeからあれこれ見ていて沈没し、再挑戦!です、ははは。
リンクもして頂き、有難うございます!

タイやウクライナの混乱の様子も拝見し、ウクライナはこちらでもずっとニュースに出るのですが、タイのことは知りませんでした、と言っても、あまりニュースも見ませんので・・。

あ、上にあった写真も拝見しました。 春の光ですねぇ! 
一言良いですかぁ、色が綺麗なのでちょっと惜しいと思って・・。
パンジーの写真ですけど、小父さん、主人公にするのを決めてやって下さいませ。 同じ大きさのが、どちらも同じ様に構図の中に入ると、見る方の目がうろつきます、ははは。 
残念でも、片方は少しだけ入れるようにするとかで、お願いいたします。

昨夜は仲間と映画を見に。 こちらのシニア料金は5.5エウロと安いので、毎週のように出かけます。
昨夜のは、原題が「Inside Llewyn Davis」で、かってのフォークソングがでて来て、ちょっとボブ・ディラン風かな、少し暗い青春の映画でしたけど、なかなか良かったですよ。
日本の映画館はお値段がお高いのでしょう?
 
shinkaiさんへ (小父さん)
2014-02-26 23:10:52
こんばんは

>昨夜お邪魔して、ここのToutubeからあれこれ見ていて沈没し

ははは
私もshinkaiさんのブログでは頭が冴えていて元気がありあまっていないとコメントは書けませんね!

ウクライナは完全に政権交代のようですね。
タイには日本の企業(工場)もかなり進出していまして
大洪水でもおおきなダメージを受けたし経済的な繋がりが大きいんですね。

写真を見ていただいて有難うございます。

>主人公にするのを決めてやって下さいませ。 

なるほど、なるほど。
自分の今までのスナップ写真の撮り方そのまんまですね。
いや、そい言っていただくとポイントが少しづつ分かってきます。

>片方は少しだけ入れるようにするとかで、

そういうことなんですね。

>こちらのシニア料金は5.5エウロと安いので、毎週のように出かけます。

今の私も映画は1000円で観れて歩いても2kmのところにイオンシネマがあり同時にたくさんの作品を上映しているんですよ。
一時期はどんどん通っていましたが、最近はちょっとめんどうになっています。
後、観ようと思っている映画が10本くらいDVDデッキに録られているのも関係あるでしょうね。

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のYouTubeを観てみました。
フォークもギターも私の青春の音です。
耳に心地よく響きます。
日本公開は5月なのかな?よくわかりませんが、最寄りのイオンシネマでは上映がない気がします。
そうなると神戸三宮ですね。
興味はわいてきました(笑)

劇場に行くと気分がリフレッシュされるのがいいです。
たぶん、今観たい映画がないんですね。

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