小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

憂楽帳  だし文化の危機 / 毎日新聞

2020年08月27日 | オピニオン
土居 純一さん/大阪「こんぶ土居」四代目~Corezoから 



毎日新聞 2020年8月26日 東京夕刊

「新規の飲食店との取引は断っているんです」。大阪市中央区の老舗昆布店「こんぶ土居」の土居純一さん(46)は、そうつぶやく。大阪のだしに昆布は不可欠だが、北海道の天然昆布が減って商品が足りないという。

 土居さんが仕入れる函館市の南かやべ漁協の水揚げは、2015年の447トンから19年には20トンに落ち込んだ。地球温暖化が主因とみられ、北海道全体でも30年間で3分の1近くに。養殖を含めても半分になった。ただ、だしは料理の主役とはみなされにくいのか、マツタケやウナギほど世間の興味を引いていない。

 「大阪が誇るだし文化が続くかの瀬戸際」と危機感を募らせる土居さんは7月、現地に赴き漁協関係者らと打開策を話し合った。だが決定打は見当たらない。今は在庫を販売しているが「このままだと3年は持たないかも」と嘆く。

 うどんやおでんも、おいそれと口にできない高級料理になるかもしれないということか。地球温暖化の影響は、ひたひたと食卓に押し寄せている。食い倒れの味を守るためにも、できることは何か改めて考えたい。【稲垣淳】
 
 そう言えばコミュニティセンターでの高年男性初級料理教室では講師の先生があらかじめ作っていただいた だしの昆布はよく見かけていたが、我が家ではだしの素ばかりかな?小父さんは決して食通ではないが、洋食ならばソース、和食ならば だしが調理の味の決め手だなと最近感じた。さて、うどんにおでんも口に入れることが出来なくなると庶民の味って何が残っているんだろう?お湯をかけて3~5分待つインスタントだけ~?(笑) 
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2 コメント

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Unknown (ree)
2020-08-28 04:52:30
その温暖化でサンマも水揚げが少なく、値段が上がってるらしいですね。

うちは茅乃舎の出汁を使ってて、切れちゃった時にだしの素を使ったら息子にバレたんですよ。

私の知っているコメットさんは大場久美子なんですよ~。
小父さんがリンクして頂いたのは私、2歳なので全く知らないです。
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reeさんへ (小父さん)
2020-08-28 20:28:19
>温暖化でサンマも水揚げが少なく、値段が上がってるらしいですね。

2020年07月15日にもサンマ 店頭で1匹約6000円! 初水揚げも不漁深刻 北海道 釧路というニュースを載せましたね。
ちゃんと比較していないのですが、つい最近もサンマの水揚げが少ないと報じられていました。

>うちは茅乃舎の出汁を使ってて、切れちゃった時にだしの素を使ったら息子にバレたんですよ。

ほ~っ、チャー君凄い!
だしの区別がつくなんて。

>私の知っているコメットさんは大場久美子なんですよ~。

はっはっは、正直なところ私も両方観ていませんが、ぼんやりお二人さんの面影は残っています。
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