辻元清美はバカな女、涙声で採決中止を訴えてどうなる 国民の信を問えと解散・総選挙を求める手はなかった

2015-07-17 08:57:16 | 政治

 


      「生活の党と山本太郎となかまたち」

     《7月16日 安全保障関連法案の衆議院通過を受けての談話》    

     こんばんは、生活の党と山本太郎となかまたちです。
     本日の安全保障関連法案の衆議院通過を受けて、小沢一郎代表が談話を発表しました。党ホームペー
     ジに掲載しています。ぜひご一読ください。

 7月15日、与党が衆院特別委員会で安全保障関連法案の採決に踏み切った際、民主党は採決時に、「アベ政治を許さない」、「強行採決反対!!」、「自民党感じ悪いよね」などと書き入れたプラカードを掲げて抵抗、浜田靖一委員長(自民)を取り囲んで「反対」と大合唱を浴びせたと、「The Huffington Post」が伝えていた。

 スローガンめいた言葉を書いたプラカードを掲げて委員長を取り囲んだ。どのような成算・効果を考えてしたことなのだろう。「アベ政治を許さない」は理解しょうと思えば、それでもまだ理解できる。だが、「自民党感じ悪いよね」といった感じの良し悪しのレベルに置いて取り扱う問題なのだろうか。

 相手は法案を成立させさえすれば、こっちのものだと思っているのである。成立させることによって法案は法律として既成事実化し、その既成事実に則って世の中を動かしていく。それを感じのレベルで良い悪いを言う。幼稚さが目立つだけである。

 幼稚さを見せただけではない。同記事は、〈採決の際、民主党議員は浜田氏に詰め寄り、マイクや議事進行の資料を奪おうとしたが、浜田氏は懸命に議事を続行。辻元氏は、浜田氏の目の前で手を合わせ、涙声で「お願いだから、やめて」と繰り返した。〉と書いている。

 強行採決は最初から分かっていたことで、最初から分かっていた強行採決を浜田委員長は予定行動として進めていたに過ぎない。そうであるのに委員長の前で手を合わせ、涙声で「お願いだから、やめて」とお願いして、相手が、「ハイ、分かりました」と採決を中止するとでも思っていたのだろうか。

 そういった合理的判断もできずに感情的な訴えに走る。バカな女だとしか表現しようがない。

 国会は否応もなしに数(頭数)の世界となっている。尤も単に数を求めて得た数ではなく、基本的には政策の優位性を訴えて得た数の優位性であって、多くの場合、それが全てとなる。あるいは絶対となる。

 安倍晋三は第1次安倍内閣2006年9月26日成立2カ月前の2006年7月20日初版の自著『美しい国へ』の中で、「日米同盟の構図」という章に「“行使できない権利”集団的自衛権」と一節を設けて既に集団的自衛権行使の実現欲求を露わにしている。

 〈日本は1956年に国連に加盟したが、その国連憲章51条には「国連加盟国は個別的かつ集団的自衛権がある」ことが明記されている。集団的自衛権は個別的自衛権と同じく、世界でも国家が持つ自然の権利だと理解されているからだ。

 今の日本国憲法は、この国連憲章ができたあとにつくられた。日本も自然権としての集団的自衛権を有していると考えるのが当然であろう。権利を有していれば行使できると考える国際社会の通念のなかで、権利はあるが行使できない、とする論理が、果たしていつまで通用するだろうか。〉・・・・・・

 日本国憲法が集団的自衛権を認めている国連憲章ができたあとにつくられたからこそ、日本国憲法は過去の反省から、そのことを忌避して認めなかったと解釈することもできる。

 辻元清美は安倍政権の強行採決を非難する前に2012年12月の総選挙で民主党を大敗させ、自民党を大勝させて集団的自衛権行使の実現欲求を持った安倍政権を産み出し、数の絶対的な力を提供した鳩山・菅・野田の民主党政権の無能を最低限頭に入れておかなければならなかったろう。

 辻元清美は連立与党の一員として、後に民主党員として民主党政権に一枚加わっていたはずだ。いわば民主党敗戦に関わったA級戦犯の一人として名前を連ねていた。

 民主党政権の無能は2014年の総選挙にもその悪影響を長持ちさせて、再び国家主義者の安倍晋三を数の絶大な力を持たせて日本の政治の表舞台に立たせた。

 その一つの結末としての採決でもある。

 過去の連鎖としてある現在の場面であって、現在の場面が過去とは断ち切った単独の状態で突如として現れたわけではない。

 勿論、覆水盆に返らず。だが、相手に絶対的な数の力を与えている以上、同じような質問を続け、同じような答弁でかわされ、ほぼその繰返しであった国会審議に何か工夫することがなかったのだろうか。

 多くの憲法学者が集団的自衛権の行使は憲法違反だと言っている。対して安倍晋三を筆頭に政府・与党の面々は集団的自衛権行使は憲法9条に反するか反しないかを真正面に据えた裁判でもない砂川最高裁判決を日本国憲法は認めているとする根拠としている

 だとしたら、根拠の有効性・無効性に絞った審議を求めて徹底的に議論して、シロクロの決着をなぜつけなかったのだろう。

 また、国会審議以外に有効な打つ手はなかったのだろうか。

 多くの憲法学者のみならず、世論調査で半数を超える国民が集団的自衛権行使に否定的な態度を示している。

 違憲だとする国民の声が多い以上、その声の多さを根拠として、法案の成立が許されるかどうか、その賛否を唯一の争点とした解散・総選挙をなぜ求めなかったのだろう。

 選挙に例え勝てなくても、現在の安倍内閣の支持率と安保法案に関する国民の態度から自民党の議席をかなり減らすことができるはずだ。

 勿論、勝てなければ安倍政権の安保法制に正当性を与えることになるが、議席を減らし多分、その正当性は絶対的ではなくなり、相対化させることができる。

 例え選挙を行わなくても、既に触れたように数の力によって法案は法律として既成事実化し、その既成事実に則って世の中を動かしていくことになる。

 7月16日付の「asahi.com」記事が、首相に近い参院議員の「消費税や年金と違い、国民生活にすぐに直接の影響がない。法案が成立すれば国民は忘れる」との発言を伝えている。

 与党の議席を現在の状態で残したまま集団的自衛権を既成事実化させるのと減らして既成事実化させるのとでは、減らす数に応じて違いは大きくなる。

 だが、有効な手を何も打たなかった。辻元清美は特別委での採決という最後の最後の土壇場に至って自分たちが招いた与党の絶対的な頭数だと考えもせず、考えもしなかったからできたのだろう、感情に訴えるだけで何の役にも立たない「自民党感じ悪いよね」などと書いたプラカードを掲げて委員長を囲み、手を合わせて涙声で「お願いだから、やめて」と採決中止を懇願する、甘っちょろい考えの手しか打つことができなかった。

 全くバカな女だ。何となく民主党を代表しているようなアホ臭さしか感じることができない。


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