小泉進次郎は舛添要一を「自民党の背骨」を持っていないと見做し、安倍晋三は持っている見做している

2014-01-19 07:29:51 | 政治



 

 【謝罪】

 昨日のブログですが、記事内容はインドでの集団レイプを規模・凶悪性で遥かに上回る戦前日本軍及び日本軍兵士の未成年女子や若い女性拉致・誘拐による集団レイプのテーマで書きながら、題名を逆の意味の、《戦前の日本軍及び日本軍兵士の規模・凶悪性を遥かに上回る現代インドでの集団レイプの蘇り - 『ニッポン情報解読』by手代木恕之
》としてしまいました。かなり時間が経過してから気づいて、《戦前の日本軍及び日本軍兵士の方が規模・凶悪性で遥かに上回る形の現代インドでの集団レイプの蘇り - 『ニッポン情報解読』by手代木恕之》と訂正しました。

 おかしいことに気づいたと思います。謝罪します。 

 舛添要一氏が1月14日(2014年)、東京都庁で記者会見を開き、都知事選立候補正式表明を行った。

 そして翌1月15日午前、小泉進次郎が舛添要一の立候補正式表明に対して一言申し上げた。

 小泉進次郎「応援する大義はないと思 う。自民党を除名され た方を支援することも、除名さ れた方が支援を受けることも、 私にはよく分からない。

 (小泉 純一郎元首相の細川護熙元首相 全面支援に対する党内の批判に関して、批判は)当たらない。(舛 添氏は)自民党本部の支援(推 薦)ではない」(時事ドットコム)――
 
 その小泉進次郎が2日後の1月17日午後前、党青年局の研修会で舛添要一を応援しないことを再度表明した。

 小泉進次郎 「(舛添氏は)野党で一番苦しかったときに『自民党の歴史的使命は終わった』と党を出た。 ずっと離れずにいた自民党員、有権者がこの姿勢に『自民党の背骨』があると見るかどうかだ」(MSN産経)――

 要するに「自民党が一番苦しかった時に後ろ足で砂をかけるようにして自民党を捨てた舛添要一に自民党の背骨を持っている政治家だと見るかどうかだ」と問いかけている。

 この言葉を裏返すと、「舛添要一は自民党の背骨を持っていない政治家だ」と見做し、結果、「支援する大義はない」と、最初の一言に戻る。

 対して自民党議員の総親分、国家主義者の安倍晋三はどうかと言うと、1月17日、都内で開催の日本記者クラブの会合で舛添要一に関して次のように発言している。

 安倍晋三「しっかりと手腕を発揮していただける。期待できる。舛添氏は第1次安倍政権と福田、麻生両政権で厚労相を務めた。(社 会保障分野に)精通している」(MSN産経)――

 小泉進次郎が「自民党の背骨を持っているのか」と舛添要一の精神、あるいは人間性を評価対象としたことに対して安倍晋三は精神や人間性を評価対象とはせずに、それらを無視して、経歴と能力を重視した対舛添評価を行っている。

 第1次安倍内閣のときの2007年3月に松岡利勝農水相が衆議院第一議員会館の自らの部屋に置いている資金管理団体が国負担の光熱費を2005年に500万円超も計上していたことが発覚した。他の経費の付け替えの疑惑を受けて国会で追及を受けると、満足に答弁することができなかった。

 国負担だから、申請すれば、実際にはかかってもいない偽装の金額分が光熱費として国から支給される。その偽装の金額の中に正直に申請すれば税金がかかる支出経費を付け替えていたとしたら、その支出した経費だけではなく、その税金分も助かることになって、見かけ上は支出経費分+税金分を自分の懐に入れたことになり、儲かる商売となる。

 政治家としてその精神性から言っても、人間性から言っても、許されない偽装である。野党は首相の安倍晋三に罷免を求めた。

 安倍晋三「今後職責を果たすことによってですね、国民の信頼をうる努力をしてもらいたいと――」(2007年3月12日夜7時のNHKニュース)――

 要するに精神性や人間性よりも能力を取った。

 今回の舛添要一の場合と同じ構造の評価をおこなった。

 小泉進次郎の人物評価が支持されるのか、安倍晋三の人物評価が支持されるのかの戦いでもある。

 舛添要一から言うと、当選すれば官軍である。巧みな言葉を駆使して、必死に当選を目指すはずだ。官軍となるべく。人間重視ではなく、能力重視の人物評価の助けを得て。

 フランスの哲学者が言ったとかいう言葉を思い出した。

 「才能は必ずしも人格と一致するわけではない」

 だが、安倍晋三のように人格を無視して才能を重視するリーダ-が存在する以上、才能だけの人間が世をのさばることになる。


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