2017年2月17日衆院予算委員会の福島伸享民進党議員、同じく福島伸享議員の2017年2月24日衆院予算委員会、同じ日の今井雅人民進党議員の安倍晋三に対する森友学園が新しく設立する小学校に安倍晋三記念小学校と命名依頼されたことと安倍晋三夫人がその小学校の名誉校長を引き受けていた件についての追及と、その追及に対する安倍晋三の答弁のみを以下に掲げてみる。
皆さんは安倍晋三の答弁にどれ程の矛盾を見つけることができるのだろうか。
矛盾は提示した事実に実際の事実とは異なる偽りを施し、ウソを紛れ込ませることから生じることになる。
2017年2月27日、明日のブログで私自身が見つけた矛盾、いわばウソを並べてみることにする。安倍晋三の答弁は殆どウソで成り立たせている。
2017年2月17日衆院予算委員会・福島伸享 福島伸享「この小学校の名誉校長とされているのが、安倍昭恵先生という方で、(瑞穂の國記念小学校ののホームページの)右を見ると、『安倍晋三内閣総理大臣夫人』と書いてあります。この理事長の『籠池先生の教育に対する熱き想いに感銘を受け、このたび名誉校長に就任させて頂きました』。この事実、総理はご存知でしょうか?」 安倍晋三「あの、事実についてはですね、事実は、うちの妻が名誉校長になっていることについては、承知をしておりますし、妻からですね、この、森友学園ですか、の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話は聞いております。 ただ、その、誤解を与えるようなこの質問の構成なんですが、私や妻がですね、この認可、あるいは国有地払い下げに勿論、事務所も含めて、これ一切関わってないということは明確にさせて頂きたいと思います。 もし関わっていたんであればですね、これはもう、私は総理大臣を辞めるということでありますから、これははっきりと申し上げたいと、このように思います」 福島伸享「ま、しかしこれ、ホームページのトップにこれが出てくるわけですよ。当然、この学校が開設されればですね、私学助成金も入ることになります。この学校にそれ以外に、文部科学省以外に何か補助金は出ておりますか?」 由木文彦国土交通省住宅局長「お答えいたします。国土交通省では建物の木造化、木質化を推進するために、先導的な設計、施工技術を導入し、建築物の木造化、木質化を図るプロジェクトに対しまして通常の建築物と比較して、木を用いることで割高となる金額の一部を補助して参っております。 学校法人、森友学園が行なう小学校の校舎棟の建設については、この補助事業にもとづく補助金を交付しております。補助に当たりましては公募によりプロジェクトを募った上で学識経験者等による評価委員会での審査を経て採択を行っているところでございます。 森友学園のプロジェクトは平成27年度に応募がございまして、同年に採択した8件のうちの一つとして、適正な審査を経て採択したものでございます。このプロジェクトは27年度から28年度に亘り工事が行われており、二カ年で合計約6200万円出、約6200万円の補助金を交付するものでございます」 福島伸享「6200万円もの補助金が交付されるもので、重大なものなんです。私は『総理が関わっている』とおっしゃっているわけではありません。あんまりムキになって反論すればする程怪しいから、冷静にご答弁を是非お願いをしたいんですけども、この学校はですね、先程申しましたように、最初賃借でとやったのはですね、学校の用地は、学校の用地はですね、普通は買うんですよ、国有財産。それを特例で、色々議論があって賃借をしたというのは、学校の設置の当初はお金がかかって、この学校は自己資金がないから賃借にしてくれということで、寄付金集めがですね、設置認可の条件になるぐらい苦労されてます。 そこで、その学校もずっと寄付金集めをやっておりまして、次(ボード)、こういうのがですね、父兄の方、皆さんにですね、渡されて、寄付をお願いしますというものが出されておりました。(保護者に配布された封筒を手にする) ここでお手紙が、『記念小学校設立に向けて』という籠池理事長のお手紙がありまして、『さて、かねてより保護者の皆さまからご要望いただいておりました小学校開設の件ですが、ようやく十年来の構想が実現する運びとなりました。しかしながら、小学校の建設には10億円の費用を要し、本日現在2億円の資金不足が生じております。つきましては是非、皆さまのご協力をお願いしたく、ご寄附をお願いする次第です。書面にてあつかましいお願いで恐縮ですが、寄附金は1口1万円とし、2口以上のご寄附を賜われると幸甚に存じます。ご寄附にあたっては同封の振込用紙をご覧いただきますようお願いします』 平成26年3月ということで、これが同封された振込票ですけども、ここに『大変厚かましいお願いでございますけども、同じふた口を御願い致します。なお、ご寄附を賜りました方には安倍晋三記念小学校の寄附者銘板にお名前を刻印し、顕彰させていただきます』。 これ、総理が悪いって言っているんじゃないですよ。利用されてるだけじゃないかと思うんですが、こうした名目でお金を集めているということを総理はご存知でしたでしょうか」 安倍晋三「私、あのー、そもそも、今、話を伺ってですね、初めて知ったわけでございますが、これは私が総理を辞めたときにですね、ときに、その妻が知っておりまして、そしてその中でそういう、いわば私の考え方に非常に共鳴している方で、その方から小学校をつくりたいので、安倍晋三小学校にしたいという話がございましたが、私はそこでお断りをしているんですね。 私はまだ現役の国会議員だし、総理大臣は辞めたけれども、この先、もう一回復帰することを諦めたわけではないので、現役の政治家である以上ですね、私の名前を冠にするのはふさわしくないし、そもそも私が死んだ後であれば別だけども、何かそういう冠をしたいのであれば、私の郷土の大先輩である吉田松陰先生の名前とかをつけられたらどうですか?というお話をしたわけでございます。 事実、『安倍晋三小学校』なんてものは、これ、存在をしていないわけですよね、名前が違うわけですから。ですから、そういう意味においては私はこれは初めて知ったわけでございます。これが本物かどうか、私も確かめようがないわけでございますが、いずれに致しましてもですね…いずれに致しましても、繰返して申しあげますが、私も妻もですね、一切この認可にもですね、あるいは国有地の払い下げにも関係ないわけでありまして、な、なぜ、これは当初の値段より安くなっているかということは、これは理財局に聞いて、もう少し詳細に詰めて頂きたいと思いますし、認可に於いては大阪府ですか、えー、小学校、中学校、ですから大阪…市になるのかな?府ですか? に確かめて頂ければいいことであってですね、私に聞かれても、これは全く分からないわけでありますし。 (かなり慌てている)繰り返しになりますがですね、私や妻が関係していたということになれば、これはもう、まさにこれはもう、私は総理大臣も、妻も間違いなく、総理大臣も国会議員も辞めるということは、はっきりと申し上げておきたい。全く関係ないということは、申し上げておきたいと思いますし(前に突き出した左手を念を押すように一振りして強調)、そもそも、何かそういうことが動いているかのようなことを、その、前提にお話をされるとですね(肘を曲げて前に持ち上げた左手を小刻みに上下に動かす)、この小学校にですね、通う…(議場騒がしくなる)…通う子どもたちもいるんですから、それは、こういうことはですね、やっぱり慎重にちゃんとやっていただきたいと、このように思います」 福島伸享「これね、籠池理事長がこう言っているんですよ。『安倍総理が野党議員の時の話です。内諾はいただいていましたが、総理になってそれはできないと辞退されました。安倍総理は政治家というより偉人ですよ』 もう総理にメロメロなんですけど。ただ、これ(振込票)が出ているのは平成26年ですから、総理になっているときなんですよ、実は。総理に断られたかもしれないけども、総理が総理にもう一度復帰された後にも、この振込票が流れているわけですから、厳重にね、抗議をした方がいいと思いますし、『李下に冠を正さず』という言葉がありますけども、奥様も含めてですね、広告塔のようにホームページに出るのは、私はね、控えられた方がいいと思いますよ。 あの、学校の趣旨に総理が非常に賛同されているというのは分かりますけども、総理というのは大きな権力があるわけです。先程の天下りの話も、国家権力を使ってですね、役人が天下って、そこに不当に国民の税金が流されているんじゃないかということなんです。 この問題も不当にですね、国有地、国民の財産ですよ。それが安く売られてですね、学校設置にも便宜が図られ、寄付金集めにも総理の名前が出され、生徒集めのホームページが奥様が出るというのは、私は、多くの国民はそこで疑問を感じちゃうんです。私は初めから、総理が悪いなんて決めつけてませんよ。決めつけていないけれども、総理の立場にある身であるとするならば、そういうものはもっと、慎重にするべきだと私は思います。 そしてこの問題の本質は、8億1900万円もの国民の財産が、この森友学園に譲り渡されているのが本質なんですよ。それはまさに来年度の予算にも関わる話でございますので、採決を、中央公聴会の後に採決に向けた、出口に向けた日程にすることなく、この問題についても、天下り問題と並んで、しっかりと今後も審議する時間を設けていただくことを委員長に最後にお願いを申し上げまして、質問といたします。ありがとうございました」 |
2017年2月24日衆院予算委員会・福島伸享 福島伸享「ちょうど先週(2月17日)、森友学園の国有地の売却問題につきましてこの場で質問させて頂きまして、その後我々も現地に行ったり、役所から様々な資料を集めて調査をして参りましたが、次から次へとですね、数限りない怪しげな論点が出て参りますので、今日はその一つについて明らかにして参りたいと思っております。 テレビ東京の番組が、私自身もですね、幼稚園の保護者の方から聞いた話でありますが、平成27年9月に森友学園の幼稚園で安倍昭恵、安倍総理の夫人が講演致しまして、籠池理事長からその場で瑞穂の國記念小学校の名誉校長の就任を依頼されて、理事長が拍手して下さーい、と促されて、保護者の皆さんが拍手をして、その場で受諾したというか、そうした光景がですね、テレビに映されております。 ところがですね、昨日(きのう)午後、瑞穂の國記念小学校のホームページにあった、このですね、名誉校長安倍昭恵先生、安倍晋三内閣総理大臣夫人の挨拶が消されております。 先週私が質疑で『李下に冠を正さず』という言葉がありますけども、奥様が広告塔のようにホームページに出るのは控えられた方がいいですよと言ったんでけども、この間、こういう指摘を受けてですね、安倍昭恵夫人はこの学校の名誉校長をお辞めになったということでしょうか」 安倍晋三「この件については私への指摘ではなくて、私の妻、えー、のことであろうと思います。えー、今ご紹介頂いたんですが、私の妻からですね、敬意を聞いたんですが、確かに名誉校長に就いた経緯がご紹介頂いた通りででございます。 実は講演の前にですね、講演の前の待合室に於いて名誉校長になってくださいと頼まれてですね、実は妻がそこで断ったそうであります。『それは申し訳ないけれども、それはお受けできないとこう申し上げていたわけでありますが、ウチの夫の関係もあるので、それはお引き受けできないと断っていたわけでありますが、しかしその後にですね、突然、その場でですね、えー、この籠池さんかな、籠池さんからそのように紹介されて、拍手をされた。 そう言うことによってですね、その場でお引き受けできないとはっきりと言うことができなかったわけでございます。勿論、その場でですね、私はお受けできないと、父兄がいるわけですから、そこで、そこではそういう答をしてですね、しかしその後、やはりこれは、あれは急に出されて私も当惑ししましたと、お引き受けできませんよという話をしたんですが、その後何回も遣り取りがあり、この父兄の前でああ仰ったんだから、それは引き受けて貰わないと困りますよということで、まあ、最終的には引き受けることになったということでございます。 しかしその後ですね、その後先方から(考え、考え話す。慎重に言葉を選んでいる様子)こうした出来事、福島委員が私に質問されて以降も、何ら説明もなかったものですから、家内から何回か連絡を取り、最終的にこの連絡を取った段階に於いてですね、ええー、これはそういうことはしっかりと説明されないということは教育者としては如何なものかということを自分は思うと相手に伝えたところでございます。 また、私の安倍晋三小学校ということについては再三お断りしているにも関わらず、ああして名前を使われたことは極めて遺憾だということを伝え、そしてその後ですね、その後事務所の方から正式にですね、先方に連絡を致しまして、えー、妻としては自分がこうした経緯があるとは言え、名誉校長を引き受けていることによってですね、そこに通う子どもたちやご両親に却ってご迷惑をかけ続けることになるんで辞任をさせて頂くということを先方に申し入れたそうであります。 実はこれはお断りしたわけでありますが、実はその、何回もですね、何回も事務所の方に、えー、これは依頼が、1回断ったんですが、ずっと来続けて、それは秘書が対応しておりましたが、秘書が連続してお断りし続けて、ですから、秘書の方から何回も何回もお断りし続けてるじゃないですか。 であるにも関わらず、寄付集めでこうした名前を使われたことはこれは本当に遺憾であり、と言うことで抗議をしたところでございます。先方からもですね、それは一日ふつかしか使っていないと言う、そういう釈明があったんですが、しかしそういう問題ではなくて、これは名前を使わないというお断りをしているわけだということについては、これは大変遺憾であり、大変残念であるという強い抗議をし、先方からは申し訳ないという謝罪があった所でございます。 ま、そういう経緯もあり、えー、先方のホームページ等々からは、えー、妻がですね、名誉校長ということで載っていたわけでありますが、先方がこちらの申し入れに従って削除したのではないかと思います」 福島伸享「安倍昭恵夫人が名誉校長を辞任されたということは今確認を致しました。それは総理としても、その件が出てきてですね、何かおかしな点がある、怪しい点がある、しっかりと事実解明しなければならない点がある。そうしたことに自らが関わられているかのように思われるのは非常に心外であると、そういう観点からそうされたということでよろしいでしょうか」 安倍晋三「そもそも私は、私が講演するということが決まったときにですね、お断りしたんですが、お断りする際に電話に代わって話したのがですがね、殆んど唯一に近いと思うわけでありまして、その、個人的にお目にかかったということは。 何か大きな会で来られていたかもしれませんが、それは余り記憶に無いことでございますが、そういう中でどういった、私自身は、日報のようなものを出されているので、ちょっと見たことがある程度でございますが、家内は会って、非常に、えー、情熱的のある方だということを言っていたということでございますが、今般、あの、『安倍晋三小学校の寄付を集めるために』を見ました。私も非常に驚愕を致しました。 えー、ですから、実は私の事務所にはですね、それまでこういうものがある、どうなのという問い合わせは一回もなかったのでありますから、全く存じ上げなかったのでございますが、当然大きな不信を持ちまして、ま、しかし4月から学校法人からスタートしましてそして通う子どもがいるということもございまして、どうすれば、どう対応すればいいかということも考えていたところでございますが、しかし基本的にですね、また先程申し上げましたように事務所に対する等の遣り取りがどうだったのかということを調べたところですね、えー、これは何回も何回も断ったということは明らかになりましたので、また今回のですね、様々な出来事がございましたので、明確に妻とも話し、そして今回名誉校長の件を退くということになったということでございます」 福島伸享「もう一件、学校の内容について若干確認しておきたいことがあります。我々は大阪府教育庁の方に先日ヒヤリングに行ってきまして、この学校の許可申請について様々な相談に乗ってきた課長さんや部長さんからお話を伺って参りました。 平成25年9月にですね、森友学園が初めて学校設立の相談にきたときに安倍晋三記念小学校という名をつけたい、どうだろうかという話をして、流石にこれは大阪府の職員さんの方はびっくりしたということで、さすがにその名前はマズイんじゃないかと言ったということなんですね。 募金名簿が出回ったのはですね、平成26年3月であります。先程テレビに出た記念講演での奥様の発言でもですね、先生からは、籠池理事長ですね、からは安倍晋三記念小学校にしたいと当初は言って頂いたんですが、名前を付けて頂けるのであれば、総理大臣を辞めてからにして下さいというふうに仰ってるんですよ。 総理、お辞めになって、そしてあの学校が安倍晋三記念小学校になるってことは、今の答弁でまさかないと思いますが、学校に来てですね(?)、ミ・ズ・ホ・ノ・ク・ニって上に4文字書いてあって、さらに4文字空けて、記念小学校とあって、安倍晋三と入れるスペースが空いてるんですよ。 穿った見方でありますけどもね、もうこれは一切、安倍晋三記念小学校なることもなければ、奥様仰ったかもしれないけど、この問題が明らかになるまでは内心将来安倍晋三記念小学校、できてもいいよなと、総理ご在任中は一度もないということでよろしいでしょうか」 安倍晋三「あの、そもそもですね、安倍晋三記念小学校という名前をつけたいという依頼は私が総理大臣になる前の話であります。えー、一議員のときでありましたが、その前の段階で既にお断りを、妻を通じてでございますが、妻に依頼がございまして、妻は『主人はそんなことは受けないと思いますよ』と答えたんですが、この方は非常に拘ると言うか、人の考え方に従わない方でございまして、ま、それはウチの事務所との何回も遣り取りがあったということをですね、で、これでご理解を頂けると思うんですが、ウチの妻にも何回も言ってきたわけでもありすが、私はそういう気持がない。 それぞれですね、例え私が自費でですか、学校を作ったとしても、安倍晋三記念小学校何ていう名前はしないですよ、常識で考えて当たり前じゃないですか。そんな私はタイプの人間じゃないですよ。もしそういう名前をつけるんであるなら、地元の偉人である吉田松陰小学校とかでね、いいんじゃないですかと、私は完全な人間じゃないんでね,私の身に何があるか分かりませんから、それは絶対にやめて貰いたいということをこれは実は再三申し上げているわけです。 で、その中で非常にしつこい中に於いてですね、しつこいと言ったら、非常に何回も何回も熱心に言ってこられる中にあってですね、ウチの家内がですね、えー、その、ある種の苦し紛れの状態の、もしかしたら辞めたら気が変わるかもしれませんねということを講演等の中の遣り取りで言ったことがありますが、私自身は全く最初からですね、そんなことは微塵もですね、考えてはいないわけでありまして、自らの人生を省みてですね、私の名前を小学校に冠すると言うことは極めて不適切だと、このように考えております」 福島伸享「何か先週(安倍晋三の答弁)から大分変わっちゃったなあと思いますけど、先週ですね、総理はいわば『私の考え方に非常に共鳴している方』と同志愛を示されておりますし、同じ安倍昭恵さんも講演で、『こちらの教育方針は大変主人も素晴らしいと思っていて』と仰っていて、何か相思相愛のような感じだったんだけど、この1週間で随分変わってしまったんだなあというふうに思っております。 この学校の色んな理念を見ますと、戦後日本の教育カラーを打ち破ろうとしたりですね、日本の国柄を感じる教育をしよう、文武両道の達成を目指したりしよう、仰ってることは非常に尤もらしい、素晴らしいことを言っているところも多いんです。 しかし先程からしつこい方、しつこい方と仰っりますけども、人の名前を利用して仕事をする人というのは、パッと眉に唾をつけて見るというのは多くの人に精通している政治家なら、そうすると思うのですけど、どうもこの学校を運営している幼稚園というのは学校の理念とかですね、掲げている教育内容と違ったもんで、色んな問題があるんですね。 昨日もお話させて頂きましたけども、この幼稚園に通っていたお母さんから聞いた話で、子どもがですね、いつも家に帰ってきて水筒の水が、お茶が減っていなんですね。どうしたのと聞いたら、幼稚園でお手洗いの回数が増えるからって、給食のときにお茶を飲んだら怒られるそうです。 海軍式の教育って言ってですね、トイレの時間が決まっていて、それ以外に行ってはいけません。まだ子どもですから、我慢できなくてお漏らしをしてしまうときもあります。でも、学校にですね、オムツ替えやパンツを持っていくのは禁止されていて、お漏らしをしちゃうと職員室で、『ボクはお漏らしをしちゃいました。まだ赤ちゃんです。すみません』と言わないと(右手を何か宣誓するときのように高く上げてから、手と一緒に一度頭を下げて子どもの仕草を表現する。)、替えのパンツを貸して貰えないそうです。 また理事長はですね、公立小学校なんか行っちゃあいけない、何度も言っててですね、受験を落ちるとですね、○○さんは受験に落ちたと言われてですね、朝礼のときに名指しして立たされる。で、お子さんはですね、家に帰ると、目はパチパチさせながらですね、お母さんが怒ると、(今度は上げた手と共に頭を何回も下げて)『ハイ、ごめんなさい、ごめんなさい』と頭を下げるらしんですね。ウチではそんな躾はしていないのに幼稚園に行ったら、そんなになっちゃったと言うような話を聞いて、非常にですね、衝撃を受けました。 トイレに行かせないというのは文科省の見解でも体罰だと、そもそも幼稚園は体罰、懲戒は認められていないということであります。で、総理はですね、『こちらの教育方針は大変主人も素晴らしいと思っている』、安倍夫人は言ってるわけですけれども、この学校のどういう教育方針に共鳴されたのか、そして今の話を聞いて、やあ、自分の思っていることと違うなあ。どういう風にお感じになりますか」 安倍晋三「あの、いわば私が存じ上げているのは学校の理念として掲げられたもの、パンフレットのようなものをちらっと見せられたわけであります。ええ、つまり安倍小学校なるものは存在しないわけでありまして、私はしっかりとお断りしたということは明確に申し上げたとおりでございます。 ですから、私はこの学校がやっていることについてはこれは詳細については全く承知していないわけでございます。まさにこの学校がですね、学校の考え方として、ええ、これから色んな育て方をやっていこうということなんだろうと思います。 幼稚園もそうなんだろうと思います。幼稚園も既に認可されている。幼稚園だと、認可相当?つまり私は、幼稚園はないんですか。私はそこのところは詳らかには実は知らないんですよ。 実際にその人と個人的に会ったということは一回もないわけですから。ですから、個人的に会ったことがないですし、お断りをし、何回もお断りをした中に於いて、ま、こういうことが怒ってしまったということは残念でありますが、そこでどういう教育が行われているかと言うことについてはですね、これは当然、文部科学省がですね、文部科学省が責任ある官庁としてですね、判断すべきことであり、また県なのかな、大阪府が認可すべきかどうかということについては大阪府が判断すべきだろうと思います。 今私が国政の長である私がですね、コメントすることは適切ではないと思います」 |
2017年2月24日衆院予算委員会・今井雅人 今井雅人「先程福島さんの質疑のところで、えー、色々と仰っていましたが、そのことに関して私は申し上げたいんですけど、昨日はですね、この予算委員会で、一般質問で、この問題を取り上げさせて頂きました。この質問を前にホームページにこれ(安倍昭恵の瑞穂の國記念小學院時の挨拶)が載っているのは確認してきています。 それで私が昨日申し上げたのは安倍昭恵さんという個人で名誉校長になられているなら、まあ、それでも疑義がありますけれども、まだいいですけど、ここに安倍晋三内閣総理大臣夫人と書いてあるわけです。 これ役職、ある意味肩書になるわけですね。これが載っているということは内閣総理大臣の夫人ですから、あの、ご夫婦ですから、一緒にやっぱりやっているように見られるので、色んなこういうものが色んな所で使われますから、これではマズイんじゃないですかという話をしたんですね。 そしたら、戻ってみたら、ホームページ見たら、削除されていまして、早いなと(軽く苦笑交じりの笑みを見せる)思いましたけど、また隠蔽するのかというふうに思いましたが、いや、(ヤジに対して)そんときはそう思ったんです。いやいや、そのときはそう思ったんです。 まあ、先程既に校長を辞められたということでありましたけども、見た瞬間削除されていたんだから、どうしてと思うのは当たり前ですよ。質問したら、そうなったんで、で、そこでチョットお伺いしたいんですけど、先程ですね、何度も何度も断ったんだと、何度も断ったことを仰ってますが、問題なのは最後受けたことなんです。 途中で何回断ったなんて、別にそんなことはプロセスじゃないですか。いつも総理は結果が大事だと、引き受けたというのが結果なんです。引き受けたんですよ。途中で断ろうが何しようが。で、お伺いしたいんですけど、この校長をお引き受けになったときに総理に相談はありましたか」 安倍晋三「先ず何度何度も断ったというのはですね、安倍晋三小学校についてついて申し上げたわけであります。 それと隠蔽というのはですね、これは失礼ですよ。あなた達はすぐにレッテル貼ろうとしている。この問題についてもですね、まるで私が関与しているが如くの、ずっとそういうですね(手を広げたり、片手を伸ばしたりのジェスチャーたっぷりに)、テレビ中継のイメージ操作をこの予算委員会のこの時間を使ってですね、延々と繰返していますが、皆さん、それが得意だし、それしかないのかもしれない。 それしかないのかもしれませんが、隠蔽するのはですね、隠蔽するのは、じゃあ、私が隠蔽したんですか。私がですね(ヤジで騒然となる)、ホームページがですね、私が森友学園のホームページに対して私が隠蔽しようがないじゃないですか。 そういうイメージ操作をね、やめるべきですよ。そういうことをしているからですね、国民の信頼を受けることはできないんですが、そういうですね、そういう、(左方向の左手を差し出して)すみません、ちょっとヤジをやめて頂けますか。大切なところなんですから。 こういう大切な議論をしているときに正確な議論をすべきなんです。 その中でですね、その、この先方がですね、家内の、あの名誉校長というホームページをですね、隠蔽したと言う方はですね、これは消して、先ず取り消して、隠蔽というものを私に質問する前に先ず取り消して下さい」 今井雅人「あのですね、総理はここにおられませんでした。ですから、総理が隠蔽したなんて私が言うわけないじゃないですか。いらしゃらなかったじゃないですか。そんなこと言ってません。私は主語は何も言ってません。誰か隠蔽したとも言ってません。言ってないですよ。 (ヤジに対して)言ってません。隠蔽かと思っただけで、誰が隠蔽したとも言ってませんし、(安倍晋三が何かヤジを飛ばしたのか)総理、それはおかしいですよ。そんなことは言ってないですから。 それでさっきの質問に答えて下さい、もう一度。ご相談はあったんですか」 安倍晋三「じゃあ、今申し上げます。では、私がウチの家内が隠蔽したとはあなたは言ったんではないんですね。それを先ず確認させて頂きたい。それはそう言っていない。隠蔽していないということをですね、(今井がだろうか席に座ったまま何か言ったことに対して)質問権はそっちに言うことはないんです。 ですから、私を侮辱したんですから、この公共の電波の前でね、侮辱した以上ですね、それはちゃんとやって頂きたいと思います。綸言汗の如くと言ってですね、離れた言葉はそう簡単に、テレビの前で離れた言葉は戻ってこないんですよ。 ですから、そういうイメージ操作は厳に慎むべきなんですよ。ですから、そういう隠蔽という、隠蔽というのはどういうことかと言うと、ね、隠蔽というのはどういうことかと言えば、まさに出来事がなかったかのように隠そうとしていることであります。 ま、そのことをですね、そのことをはっきりと理事の皆さんにも申し上げておきたいと私は思います。都合の悪いことを私が答弁し始めると、理事の皆さんが出るんですか。先ずそのことについてはですね、そのことについては反省して頂きたい。 その上に於いてですね、その上に於いてですね、名誉校長については先程申し上げましたが、経緯を申し上げましたように、経緯を、辻本さん、いい加減にして下さい、もうヤジで。 (委員長のヤジに対する注意が入る。) そこでですね、先程申し上げましたように名誉校長の件については、いわば講演会に行ったときにですね、そこで講演会の際にですね、理事長に対してお断りさせて頂いたところですね、その後、講演をし、そこでですね、そこで是非名誉校長をお引き受け頂きたいと話し、どうですかと言って聴衆、来て頂いた方々がおられたんですね、ま、そこでですね、宜しくお願いしますと、こう頼まれたわけでございます。 で、妻の記憶では、そこでは明確に、えー、答えずに笑っていたということでございますが、その後、遣り取りがあった中に於いてですね、最終的には確かにそういう形になったわけでございます。 で、私もですね、その段階では森友学園というのはよく承知をしていなかったんでございますが、ま、この理念等々について(パンフレットを)見せられたわけでございます。基本的にはですね。 基本的にはなるべくですね、私の地元は(安倍晋三記念小学校の設置場所とは)別なんですけども、地元に於いても名誉校長等、名誉理事長等々の多いわけですから、基本的にはお断りしていることもあります。 お引き受けしていることもありますが、地元でも断っていることもございますから、それ以外に於いては基本的に両方共受けない方がいいんだろうということでございますが、大変熱心に依頼された結果ですね、ま、そうしたことになったわけでございます。 ま、しかしこれはまさに名誉ということで受け入れたわけでございますが、同時にですね、同時に、ま、こうした出来事が起こり、先方が詳細な説明がない中に於いて、ま、妻からも、妻からも先方に抗議をしですね、そして何よりも安倍晋三小学校ということについては実はお断りを明確にし、その後事務所にも何回も依頼がある中に於いて事務所の方で何回もそれはお断りしたわけでございます。 それに対してはですね、先方の方から謝罪があったところでございますが、えー、そういう形で安倍晋三小学校ということについてはまさに存在していないということでございます」 今井雅人「いや、総理のことは聞いておりません。奥様が名誉校長になられたときに総理にご相談があったかということを聞いているだけですから、イエスかノーだけなんですよ。 長々と喋って頂いても困るだけですけども、私が申し上げたのは、この間も申し上げましたけど、内閣総理大臣夫人という立場に、としてですね、ある意味学園の広告塔になってしまいかねないので、こういうところやはりできるだけ受けないようにと仰っていましたけど、受けちゃあダメですよ。 で、実際ですね、安倍夫人はこの間ですね、総理と25回も外遊されて、ずうっと参っておられるファーストレデイです。(日付順に外遊先の国を書いたボードを見せる。)言ってみれば、まあ、日本の顔なんですよね。公人です。 そういう方がやはり私立学校の名誉校長を内閣総理大臣という夫人という名前でやっておられるのは私は適切じゃないということを申し上げたんです。だから、そこは考慮されたら如何ですかと言うことを申し上げたかっただけですから、ね、そのことを申し上げたかったと言うことをここでお話をしておきたいと思います。 先程ですね、理事長にお会いになったとことがないと仰ってるけど、そうですか」 安倍晋三「その方とはですね、えーま、政治家でございますから、色んな会がございます。そうした会でお目にかかったかもしれませんが、例えば一対一というような形でですね、お目にかかったという記憶はない。 (誰かが言っていることが違うとでもヤジを飛ばしたのか)いや、先程もそう申し上げていますよ。えー、電話では、電話では私が講演を依頼されていて、講演をお断りする、講演をお断りする際には私が申し上げた方がいいだろうということでお断りをさせて頂いたところでございます。 因みにですね、え、私の妻がですね、名誉校長を最終的に受けることになったのはですね、それは、えー、それは私が総理に就任する前だったかな、その辺は定かではないわけでございますが、いずれにせよですね、これは総理大臣夫人という肩書を付けられたということについては、それは我々も必ずしも想定はしていなかったところでございます。 先方の言い方もそうではなかったものですがからね。そういうことです」 今井雅人「それではこの森友学園の塚本幼稚園という、ご夫人が行かれた塚本幼稚園ですね、こちらもお伺いしたことないんですか」 安倍晋三「塚本幼稚園にもですね、お邪魔したことはないわけです。要請はあったんですが、たまたま様々な用事でですね、私はお邪魔していないと思います」 今井雅人「だとすると、この理事長は大変問題児ですね。あのー、この方ですね、山口県の防府市の市長さんと雑誌の対談をしておられまして、こう仰ってます。『安倍総理には当園に足を運んで頂いたこともあり、本当に応援させて頂いております』 こう仰ってるんです。この方ウソをついていらっしゃるということですよね」 安倍晋三「あまり、この人がウソをついているいるかどうかと言うことは申し上げたくないんですが、私にはですね、そのー、再三要請があったものですから、何回かお断りする結果になったということですね、記憶に残っておりますから、訪問はしていないとこのように思います」 今井雅人「明確に言ったことはないと仰ってますから、と言うことであれば、この方は勘違いしているか、ウソをついているかとということでありますので、ま、そういう方が理事長をやっておられるところの名誉校長をやっておられたということも大変問題であると言うことを申し上げたいと思います」 |