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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

32梅枝01 花の香は

2008年06月28日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 428
巻三十二 梅枝 01 前斎院朝顔

    花の香は 散りにし枝に とまらねど
    移らむ袖に 浅く染まめや


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Kad05-155

□(兵部卿の宮)「えんなるものの様かな」とて、御目とどめ給へるに、
(前斎院朝顔)「花の・・・めや」
ほのかなるを御覧しつけて、宮はことごとしう誦し給ふ。□

31真木柱21 寄るべなみ

2008年06月27日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 427
巻三十一 真木柱 21 夕霧

    寄るべなみ 風の騒がす 船人も
    思はぬ方に 磯伝ひせず


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Kad05-152

□・・・、と思ひ回はすに、この聞く人なりけり、と、をかしうて、
(夕霧)「寄る・・・せず」
とて、はしたなかめりとや。□

31真木柱20 沖つ船

2008年06月26日 | 29行幸~32梅枝

源氏物語歌集 426
巻三十一 真木柱 20 近江の君

    沖つ船 寄るべ浪路に 漂はば
    棹さし寄らむ とまり教へよ


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Kad05-152

□人々いと苦しと思ふに、声いとさわやかにて、
(近江の君)「沖つ・・・へよ
棚なし小船漕ぎかへり、同じ人をや、あな悪や」と言ふを、・・・□


31真木柱19 巣がくれて

2008年06月25日 | 29行幸~32梅枝

源氏物語歌集 425
巻三十一 真木柱 19 髭黒右大将

    巣がくれて 数にもあらぬ かりの子を
    いづ方にかは とり隠すべき


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Kad05-149

□(玉葛)「御返り、ここにはえ聞えじ」と、書きにくく思いたれば、
(大将)「まろ聞えむ」と代はるもかたはらいたしや。
(髭黒右大将)「巣が・・・べき ・・・□
【編者注】昨日の閲覧数 1211?!


31真木柱18 同じ巣に

2008年06月24日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 424
巻三十一 真木柱 18 源氏

    同じ巣に かへりしかひの 見えぬかな
    いかなる人か 手に握るらむ


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Kad05-149

□・・・、口惜しう思ひ給ふる」など、親めき書き給ひて、
(源氏)「同じ・・・らむ
などかさしもなど、心やましうなむ」などあるを、・・・□

31真木柱17 思はずに

2008年06月23日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 423
巻三十一 真木柱 17 源氏

    思はずに 井手のなか道 隔つとも
    言はでぞ恋ふる 山吹の花


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Kad05-148

□(源氏)「色に衣を」など宣ひて、
(源氏)「思は・・・の花
顔に見えつつ」など宣ふも、聞く人なし。□

31真木柱16 ながめする

2008年06月22日 | 29行幸~32梅枝

源氏物語歌集 422
巻三十一 真木柱 16 玉葛

    ながめする 軒の雫に 袖濡れて
    うたかた人を 忍ばざらめや


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Kad05-147

□御返り、(玉葛)「聞ゆるも恥づかしけれど、おぼつかなくやは」とて書き給ふ。
(玉葛)「なが・・・めや
程ふる頃は、げにことなるつれづれもまさり侍りけり。あなかしこ」とゐやゐやしく書きなし給へり。□


31真木柱15 かきたれて

2008年06月20日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 420
巻三十一 真木柱 15 源氏

    かきたれて のどけき頃の 春雨に
    ふるさと人を いかに忍ぶや


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Kad05-146

□(源氏)「かき・・・ぶや
つれづれに添へても、恨めしう思ひ出でらるる事多う侍るを、
いかでかは聞ゆべからむ」などあり。□

31真木柱14 香ばかりは

2008年06月19日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 419
巻三十一 真木柱 14 玉葛

    香ばかりは 風にもつてよ 花の枝に
    立ち並ぶべき 匂ひなくとも


2008-0619-ysg419
Kad05-144

□・・・、いとかたじけなしと見奉る。
(玉葛)「香ば・・・とも」
さすがにかけ離れぬ気配を、あはれと思しつつ、返り見がちにて渡らせ給ひぬ。□

31真木柱13 九重に

2008年06月18日 | 29行幸~32梅枝
源氏物語歌集 418
巻三十一 真木柱 13 帝

    九重に 霞隔てば 梅の花
    ただ香ばかりも 匂ひ来じとや


2008-0618-ysg418
Kad05-144

□(主上)「かういと厳しき近き守りこそむつかしけれ」と憎ませ給ふ。
(帝)「九重・・・とや」
ことなる事なきことなれども、御有様けはひを見奉る程は、・・・□