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源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

FL03空蝉~FL04夕顔

2008年02月22日 | 巻順初行

FL03空蝉 寝られ給…
寝られ給はぬままには、(源氏)「われはかく人に憎まれても慣らはぬを、こよひなむ、始
めて憂しと世を思ひ知りぬれば、恥づかしうて、ながらふまじうこそ思ひなりぬれ」など宣へば、涙をさへこぼして臥したり。

FL04夕顔 六条わた…
六条わたりの御忍び歩きのころ、うちよりまかで給ふ中宿りに、大弐の乳母のいたくわづら
ひて、尼になりにける、とぶらはむとて、五条なる家たづねておはしたり。


FL01桐壺~FL02帚木

2008年02月21日 | 巻順初行

FL01桐壺 いづれの…
いづれのおほん時にか、女御更衣あまた侍ひ給ひけるなかに、いとやむごとなきにはあらぬが
、すぐれて時めき給ふ、ありけり。

FL02帚木 光る源氏…
光る源氏、名のみことごとしう、言ひ消たれ給ふとが多かなるに、いとど、かかるすきごと
どもを末の世にも聞き伝へて、かろびたる名をや流さむと、しのび給ひける隠ろひ事をさへ、語り伝へけむ人のものいひさがなさよ。