切ない季節

子供たちが社会人になって、初めてのお盆休み。

あっ、ナオキチは初めてだけど、
ゴンキチは2年目でした。

今年は、コロナの影響で帰ってこないけど、
ふと思ったことがありました。

それは、

「帰省するときに、
　旅費の援助をしなくてはいけないの？」

ということです。

ゴンキチはわりと近くにいるからいいけれど、
ナオキチは遠いからなぁ。

旅費だけでも大変です。

それに結婚でもしたら、
お嫁さんの手前、少しは援助しなくちゃいけないよね。

「ケチなお父さんね」
なんて思われたくないし。

でも、「援助するのが当たり前」
なんて期待されてしまうと、それも嫌。

正直、気持ちが重たくなります。

姉に相談すると、
「結構、みんなしているみたいよ」だって。

「私も自分のへそくりから、少し援助してる。
　でも、複雑な気持ちになる時もあるわ」

そうなのか・・・。
親っていつまでも、脛をかじられるのか。

「あなたに、かじられる脛なんてあるの？」
憎たらしい顔で何か言っていますよ、この人。

母ちゃんの戯言は無視して、
貯金箱をあさりましょうか。

お正月、ゴールデンウィーク、お盆。

子供の顔が見たい親にとっては、
切ない季節ですね。

ps

自分は、散々親に迷惑をかけているくせに、
いざ自分の番になったら、これだもんね。

小さい人間って、いやだ、いやだ。　（母ちゃん）