僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

病の人

2022年09月01日 | Wish
今月の「星降る街」を
掲載しようと思ったのですが明日にします。

すみません。

昨日、相談を受けた檀家さんのお宅に行きました。
肺炎を起こしているそうです。

年齢的ににいつ容体が急変してもおかしくない。
先生の宣告に涙を流していました。

「父は治りますか?」
そう尋ねられました。

私の宗派では「占い」的なものがあります。
達人になると真実を言い当てるとか言われています。

でも私はただの凡人です。
「何かの参考に」的なことしかできません。

それでも相談されると「占い」をして
答えを出さなくてはいけません。

現れるる事象に判断を下します。

でもね・・・。

当たるも八卦。当たらぬも八卦。
なんて無責任なことは言えません。

だから「心を落ち着かせる」
それだけに専念します。

「占い」で人生わかるのなら
誰も苦労はしません。

祈りで病気が治るのなら
病の人はいなくなります。

どんなに悲しくても
心の安らぎを得る。

前を向いて生きていける。

それが宗教なのだと思っています。

涙を流す姿に、
私はただ耳を傾けることしかできませんでした。

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