僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

秋の夜

2018年10月05日 | 日記
台風の影響なのか、強い風が吹いています。
今度の台風は、雨より風みたい。

檀家さんが、栗をたくさんくださいました。
ビニール袋一杯の栗。

嬉しい。

これで、本当の栗ご飯が食べられるよね、母ちゃん。

(こんなにたくさんの栗。
 誰が皮をむくの?)

家内の心の声が聞こえて来るけれど、気づかないふり。

仏具屋さんに頼んでいた、電気ローソク燈が出来上がりました。
「送ってほしい」って言ったら、「送料かかりますよ」だって。

大きな金額なのにね。
普通のお店なら、送料無料でしょう?

足下をみられている?

仕方がありません。
九州の月忌回向の時に、お店に伺います。

これだから、小さなお寺は・・・。
いつもの言葉が、口から零れ落ちそうになる。

「若さを保つ秘訣はね。
 希望を失わないことなんだって・・・」

テレビを見ている家内が、つぶやく。
「失望した瞬間に、本当の意味で人間年を取るのよ」

「だから、下を向かないの」

家内の屈託のない微笑みに、心が和らぐ。

家内が、夕食を作理始めた。
今日のご飯は、栗ご飯。

秋の味覚を味わいましょうか。





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