僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

Line デビュー

2017年05月01日 | 日記
Line デビューをしました。

家内や、子供たちが、カチカチとなにかをしているのを、ずっと横目で見ていた、僕。
家族の中で、僕一人、蚊帳の外。

それがついに、卒業です。
これでようやく、僕も現代人になれる。

・・・と、家内に話しました。

  Line っていう、アプリを入れて。

とたんに、冷たいまなざし。

 「メールもまともにしたことがない、あなた。
  携帯電話は、いつもカバンの底に入れっぱなしの、あなた。

  電話が鳴っても、気が付かない。
  電話を、どこに置いたのか、忘れてる。

  そんなあなたが、Line ですって!」

  いいじゃない。
  僕だって、楽しみにしてたんだから・・・。

消え入りそうな、小さな声。
まるで、看守と囚人です。

でも、ちゃんとデビューしましたよ。

さっそく、友だちに送信・・・。

その後、スマホをカバンに入れて、アニメ観賞。
さっきから、どこかで、なにかが鳴っている・・・。

 「あなた、Line が来てるわよ!」

慌てて、カバンの中のスマホを見ると。
友だちからの、メッセージ。

それも、何度も文字がある。
返事をしないから、イラついている。

 「だから、言ったじゃない。
  すぐに返事をしないと、気を悪くする人もいるのよ」

居留守が使えないのか・・・。

怠け者の僕には、無理なのかもね。

今も、スマホから音がした。

  ゴメン。
  返事をしておいて。

氷のような、冷たい視線。

現代人になるって、大変なんだな・・・。

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