A Moveable Feast

移動祝祭日。写真とムービーのたのしみ。

津山 城東

2008年04月22日 | イカすパノラマ天国
No1. Panoram Kodak
Fast, T-MAX100

津山にNo1. PKを持ち帰り、試し撮りをしてみた。スデク(スーデック?)のモクモクした雲が写っていた。

No1. PKの標準レンズは、Rapid Rectilinear Lensというものらしい。2群4枚、対称構造のメニスカス・レンズで、1866年から製造されるようになったとある。アッジェが大判カメラで使っていた広角レンズも、このRapid Rectilinear Lensであった。
今のところ、PKのRRレンズの焦点距離、F値が分からない。Dagor 94mm/F6.8は、ヨーロッパへ輸出されたPKにオプションで付け替えられたものとか。小生のPKのレンズはこれではないと思われる。
戦後のパノラマカメラのレンズは、どういうわけか、進歩したといっても、せいぜいテッサー止まりである。

120フィルムは、本来の105フィルムより少し幅が狭い。4枚目くらいから巻き上げが非常に固くなり、力任せに巻き上げると、フィルムゲートを外れて内側によれてしまうようだ。最後のコマに、像のくずれているものが多かった。




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4 コメント

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いいですね。 (本人(上海から))
2008-05-06 01:27:41
Panoram Kodakいいですね。レンズの焦点距離が長いせいか描写が自然なところが良いですね。以前、輸入代理店からノブレックス120を借りて上海でテストした事がありますが、その描写より素直だと思います。こういう写真を見ているともう一度パノラマを使ってみたくなりますが、現在よいカメラが無いのが残念です。
津山も30年くらい行ってませんが、まだ雰囲気のある街並が残ってそうですね。
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こんにちは (胸の振り子)
2008-05-06 05:49:13
小生も、PKは広角レンズでないところが自然で気に入りました。アマチュア用の大衆機なので、耐久性はなさそうですが。
上海のパノラマ、今後も期待しております。

海原さんも岡山のご出身なんですね。津山は街の中心部は、武家屋敷など古いものはほとんどなくなりました。むしろ外町だった城東地区の出雲街道沿いに普通の町家がよく残っています。
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PK (本人(上海から))
2008-05-06 11:04:20
PKの中を見た事はありませんが、現在も使用できるという事は耐久性があるという事ではないでしょうか。おそらく中身がシンプルなので壊れても修理可能だと思います。ノブレックスの場合、モーターを使用してますので壊れたら終わりです。このカメラの方が耐久性はないと思って間違いないですよ。
私にとってのパノラマは路地を撮る為に選んだカメラなので今は使用してません。現在は、ピンホールで上海の街と人を撮影してます。手持ちの機材を加工した自作の物ですが、シンプルなので壊れる事はほとんどありません。
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針穴的上海老街 (胸の振り子)
2008-05-06 18:45:49
おしゃるとおり、PKを開けると、板バネと歯車がむき出しになっていまして、ごく原始的なつくりです。箱の前部と後部が寄せ木細工のようにぴったり組み合わされるのですが、凸と凹が木製なので、使っているとすり減ったり、欠けたりしそうな感じです。

上海ピンホールもおもしろそうですね。たしかに壊れようにも、壊れるところがありませんね。
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