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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

私は走るよ!

2019年10月13日 21時56分57秒 | 仕分け作業(夜勤)
先日の朝、トラックや配送車の駐車スペースがある場所で、運搬車に積まれた荷物を配送車に引き渡す作業中… 運搬車を移動させていた派遣社員Aが、配送ドライバーから「トイレはどこ?」と聞かれてプチパニック… 配送ドライバーを連れてトイレを探すため、その場から離れてしまった。運搬車のブレーキを掛け忘れて…

荷物を引き渡す場所には緩やかな傾斜があるので、ノーブレーキの運搬車はゆっくりと移動を開始… それに気が付いた別の派遣社員Bが運搬車を止めようと駆け出したところ、そんな状況を知ってか知らずか、契約社員が「走ったらダメ!」と叫んで注意した。そう、この倉庫には“(安全第一だから)走ってはいけない”というルールがあるのだ。

ルール違反を指摘された派遣社員Bは反射的に駆け足から速足に… その分、あと一歩のところで間に合わず… 無人の運搬車は駐車していた配送車に衝突してしまった。これは“事故扱い”となり、運搬車を置いたまま立ち去った派遣社員Aは“出入り禁止”になってしまったそうだ。私もプチパニックになりやすいので、決して他人事とは思えない。

また、もしも自分が派遣社員Bの立場だったら、どうしただろうか? “走ってはいけない”というのは、あくまでも“ここだけのルール”である。我々の不注意で事故が起こりそうになっているのに… あのまま走っていれば事故を防げたのに… その様子を配送車の持ち主が見ていたら、どう思うのだろうか? 第三者が見ても「おかしい」と思うのではないだろうか?

さらに、もしも運搬車の向かった先が車ではなく、後ろ向きに立っている人だったら? それでも会社側は「走るな!」と言うのだろうか? 少し話を変えて… 例えば、誰かの頭上に天井から何かが落ちてきた場合でも「走るな!」と言うのだろうか? ま、私は迷わず走って逃げるけどね。ひょっとして、正社員は「自分が落下物の下敷きになる」と分かっても走らないのかな? ハハハ…