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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

傘で焦るお婆さん、声を掛けるお爺さん

2018年05月30日 21時01分57秒 | バス運転士
屋根のないバス停で3人が待っていた… 先頭はお婆さんだったけれど、差していた傘をなかなか畳めなかったので、他の2人が先に乗車した。焦ったお婆さんは傘を差したまま乗車… とりあえず傘を床に置き、ICカードをタッチ… その後、改めて傘を手に取って「どうして? 傘が畳めんのだけど…」と呟いた。

私は「えっ!? そんな特殊な傘だったら、私にも畳めないかも…」と思いながら左腕を伸ばし… とりあえず“普通の傘”のつもりで、中心部の出っ張っている金具をプチッと押してみたところ… 傘はパサッと閉じたので、お婆さんは「あぁ、すいません」と言いながら通路を歩いて行った。ま、私も焦った時には何をやらかすか分かりませんからねぇ~ ハハハ…

運行途中… ふと車内ミラーを見たら、車掌席に座っているお爺さんが… 胸の前で両手を合わせたり、そのまま腕を上へ伸ばしたりしていたので、「何をやっとるんだ? ひょっとしてヨガをやっているのか? まさか“怪しげな団体に所属しとる”なんて言わないよなぁ~」と思い… なるべく見ないようにしていた。

その後、あるバス停で3人のおばさんが降りたのだが… お爺さんが最後に降りたおばさんに「気を付けて~」と声を掛けたので、「おっ、知り合いなのか」と思ったのだが… おばさんは返事もせず、振り向きもせず、歩いて行ったのだった。ひょっとしてナンパ失敗!? それにしても「一緒にお茶でもどう?」じゃなくて「気を付けて~」というのは…???

もしも、その女性が… 自宅を出る前に見ていたテレビ番組の占いで“最下位”だったならば… 「気を付けて」と声を掛けられた瞬間に「この人ならば、今日の私を救ってくれるかも!?」と思ってしまう可能性が…(ないない!) よし、私も試してみようかなぁ~(きっと「そう言うアナタに気を付けます!」と言われるのがオチだろうな。ハハハ…)