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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

今日のおじさん!

2008年08月22日 21時59分29秒 | バス運転士

某駅を出発して、1つ目のバス停を通過した。2つ目のバス停へ向かっている途中、降車ブザーが鳴った。私は「次、とまります」と言った。そして「ご乗車ありがとう…(以下略)」と言いながら、2つ目のバス停に接近していったところ… バスの進行方向とは逆に歩いてくるおじさんを発見した。しかし、ただの通行人っぽい雰囲気だったので、私は前扉(降車口)を開けて一人のおばさんを降ろした。そして、発車前に左ミラーを確認すると… 私が通行人だと思っていたおじさんが、中扉(乗車口)の前に立っているではありませんか! 驚いた私はすぐに中扉を開けた。おじさんの着席を確認してから発車して、3つ目のバス停へ向かった… が、すぐにそのおじさんが運転席の横までやってきて「某駅には何分くらいで行くのかね?」と尋ねたのである。私は「えっ…!? 某駅は逆方向ですよ」と答えた。おじさんは「そうか… じゃあ、ココで降りるよ」と言って3つ目のバス停で降りることになった。私は「そこの反対側のバス停で待っていてもらえればバスが来ますけど、今、バスが行ったばかりなので、30分くらいしないと次のバスが来ませんよ」と言った。するとおじさんは「そうか… じゃあ、タクシーでも拾っていくよ」と言いながら、運賃箱へ500円玉をチャリィ~ン… 私は「あぁ…」と言いながら、財布から500円玉を取り出して手渡した。おじさんは「両替するのか…」と言いかけたが、私は「いいですから…」と言って降りてもらった。おじさぁ~ん! 駅へ向かって歩いていたんじゃないのぉ~!? バスの横に「某駅→某所」と出ているから、矢印をよく見ないで乗っちゃったのかなぁ…??? ということは、やっぱり最初は“ただの通行人”だったんですねぇ~♪