新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

ブールジュ⑤ 「バターの塔」から三角屋根が続くブールジュの街並みを見下ろした。あ、白川郷に似てるぞ!

2020-08-14 | フランス・ブールジュ

 ブールジュ大聖堂の屋上に上った。ブールジュの街は茶系とグレー系の屋根がどこまでも続いている。

 屋上へは高さ65mの北塔にだけ上ることが出来る。

 この塔は1506年に崩壊したことがある。再建しようとしたが、資金が足りない。そこで編みだしたのが、断食の時期でもバターを食べられるという権利。これを教会が売り出した。その利益で塔の建設費用を捻出して完成にこぎつけた。そのため北塔は「バターの塔」という別名が付けられている。

 屋上への出口がここ。

 釣り鐘もついていた。

 すぐ前に見えるとんがり屋根は南塔。北塔よりも低いので先端部分だけが見えている。その奥にあるのが旧市役所の建物だ。

 家々の屋根はかなり急こう配の傾斜がついている。

 しかも、その屋根の面積がとても大きい。まるで世界遺産・白川郷のかやぶき屋根の集落を見ているようだ。この地方はそれほど雪が降るわけでもないだろうに。

 アップしてみると、縦方向はこんな風に細い三角屋根だ。

 遠くに湖のような場所があった。後で調べてみたが、名称は不明。

 真下を見る。尖ったフライングバットレスがずらりと並ぶ。

 修理中の屋根修復方向。こうして見ても、この大聖堂は建物の中ほどに横に走る翼廊(トランセプト)がないことがわかる。

 飛び出しているのがガーゴイル。上から見ると、確かに雨どいの役割を果たしていることがよくわかった。

 


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