リチャードソン・モデル
イギリスの物理学者 L.リチャードソンによって,1935年に出された軍備競争の数学モデル。
イギリスの物理学者 L.リチャードソンによって,1935年に出された軍備競争の数学モデル。
リチャードソンは,敵対する国家もしくは国家群の軍事支出について連立微分方程式を立て,第1次世界大戦における各国列強のデータを用いて軍備競争から戦争にいたる過程を数学的に表現した。
このモデルは,国際関係に数学モデルを適用した最初のものであり,その後の紛争理論の発展に与えた影響はきわめて大きい。
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数理解析 :軍拡競争の力学1
L. F. Richardson, Generalised Foreign Politics: a Study in Group Psychology (Cambrige University Press:1939) に基づいている。
彼は第1次世界大戦の悲惨さにショックを受け、
どうやったら戦争を避けられるのかを数学的に解明しようとしたらしい。
しかし、リチャードソンはむしろ乱流の研究者として有名であり、ある大学の物理学科のヘッドであったこともあったようである。
どうやったら戦争を避けられるのかを数学的に解明しようとしたらしい。
しかし、リチャードソンはむしろ乱流の研究者として有名であり、ある大学の物理学科のヘッドであったこともあったようである。
乱流拡散におけるリチャードソンの法則は特に有名であり、立派に死後も名前が残った物理学者と言えるだろう。そんな人物が戦争の原因を追求しよ
うとした結果が本節である。
うとした結果が本節である。
「物理学の道具として習った微分方程式は他のテーマにも使える」
ということを皆さんに示すことを目的とするこの講義の末尾を飾るに相応しい内容だろう。
→ リチャードソンについて
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→ リチャードソンについて
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