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アリス=紗良・オット&フランクフルト放送交響楽団@東京芸術劇場

2015-11-19 23:16:08 | 音楽
フランクフルト放送楽団&アリス=紗良・オット 東京芸術劇場

2015年11月19日
曲目
グリンカ/歌劇『ルスランとリュドミラ』 序曲
チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23
ブラームス/交響曲第1番 ハ短調 op.68

指揮:アンドレス・オロスコ=エストラーダ
ピアノ:アリス=紗良・オット
管弦楽:フランクフルト放送交響楽団



チャイコフスキーピアノ協奏曲第一番
ホルンで始まる壮大な序奏
第1楽章は華やかでそしてドラマティック
彼女のピアノの華とこの曲がドンピシャで、聴いていて気持ちいい。
彼女のピアノって天真爛漫の性格がそのままピアノ演奏に出ている感じで、聴いていてとっても元気になる。ピアノが好きで好きでたまらないって感じ
細い手なのに凄いダイナミック
それでいて繊細で透明感がありどこまでも美しい。
第3楽章 ピアノとオケの掛け声素晴らしかった。
彼女は、聴く度に成長している。彩りが増している。

裸足のピアニスト アリス=紗良・オット
ドイツ人の父と日本人の母、ミュンヘン生まれの27歳
美しく笑顔が素敵ピアノは情感豊か
「天は二物を与えず」でなく
「天は二物を与えた」

って感じ

でも神様は二物を与えたかいがありましたね。
だって彼女のピアノの音色と美しさでこんなにもたくさんの人を幸せにしてしまうのだから

「言葉で自分の意志を伝えるよりもピアノの方が的確伝えられる」

すべての事を感じてピアノの音色に重ね伝えているんだろうな
3歳下の妹 モナ=飛鳥・オットもピアニスト
モナさんのピアノの音色も透明感あってホント素敵なので是非共演&ソロリサイクルしてほしい。


後半はブラームス交響曲第一番
ブラームスが20年以上の歳月をかけ完成した作品

曲を聴きながら、ドイツ南西にあるバーデンバーデンの風景が浮かんだ。(行ったことないけど)
黒い森 木々の揺れる音 爽やな風 小川のせせらぎそして温泉
音楽には色がある。風景がある。
バーデンバーデンには、ブラームスの散歩道があるらしく、ブラームスが散歩しながらこの曲の構想を練ったらしい。いつか是非行ってみたい。ブラームスの足跡を巡る旅

第4楽章アルペン・ホルンの旋律
クララシューマンへの恋心
叶わなかった愛
でも心は繋がっていた。そう思いたい。

後半になるにつれ、もう涙腺崩壊
1週間前のパリでの悲しい出来事
音楽を聴いて、感じて、この素晴らしい瞬間に立ち会える幸せ
当たり前の日常がどれほど幸せなことか

フランクフルト放送交響楽団
ホント素晴らしかった。良く音が鳴っていた。
やっぱりドイツのオケでドイツ生まれのブラームスを聴くって本家本元
これを本拠地で聴けたら最高

アンコールはこちら


終演後のサイン会は長蛇の列
マエストロ&アリスさんにサインしてもらった
目を合わせて「ありがとうございました」ってみんなに言ってくれてた。
2人ともおちゃめで漫才コンビって感じだった
20日22時からのテレビ朝日報道ステーションにアリスさん出演するらしい。録画予約完了

ブラームスは秋が似合う。
東京も秋一色
神宮外苑イチョウ並木

見頃は、もうちょっと先