あの空の向こうに・・・

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サロン楽の極み@紀尾井町ホール

2015-06-19 08:33:33 | 音楽
音楽交流NPOクォーターグッドオフィス第27回チャリティーコンサート
2015年6月13日@紀尾井町ホール


「障害持つ方々健常者が共に手を添えてゆける社会の実現」がこのコンサートの趣旨のひとつらしい。毎年障害をお持ちの方やご家族を招待しているとのこと。
昨年は復興支援出前コンサートとして岩手県大槌町 宮城県亘町で開催したらしい
コンサートの収益金&寄付金も被災地への復興支援出前コンサート充てるらしく、聴く事で復興支援が出来る素晴らしい演奏会



加藤知子(Vn),川本嘉子(Va),古川展生(Vc),吉田 秀(Cb),伊藤 恵(Pf)
曲目
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番,ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲ニ長調,モーツァルト:きらきら星変奏曲K265,シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調「ます」


凄い豪華メンバーによる室内楽

モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラ
のための二重奏曲第1番

第二楽章ではヴァイオリンとヴィオラがおしゃべりしているように聴こえた。喋りまくるヴァイオリンに対して「はい はい」「うん うん」って優しく相打ちをするヴィオラ
その会話が楽しくて 心がほっこりして

ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲ニ長調,

コントラバスって本当は凄い存在だったんだ。
心にドーンと入ってきて
心にドスーンと響き渡る。
チェロはホント音域が広くって美しくって
そして古川展生さんと言えば、私にとっては映画「おくりびと」の人
映画の中で何度も流れる古川展生さんのチェロの音色この映画がきっかけにチェロの音色が好きになった。
また久石譲さんとコンサートやって欲しいなあ

そして前半最後は「きらきら星変奏曲」
どうしてこんなに美しく奏でられるのか
伊藤恵さんは、ピアノを触れているだけって感じで弾いている。なのに時に力強く時に優しく
全身の力が抜けピアノと一体になってる感じ。指先 肩 全てに余計な力が入っていない。これが脱力するって事なのか
私のピアノの音色が汚いのは、変な力が入ってしまっているからなのか
それともタッチが雑なのか
彼女の美しい音色を聴きながらいろんな事を考えてしまった。

休憩後は
シューベルト:ピアノ五重奏曲「ます」
コントラバスが活躍できる貴重な曲
陽のあたるコントラバス
シューベルトは低音が好みだったらしい
楽しい音遊びの時間だった。

アンコールは「アヴェマリア」
コントラバス&ピアノで静かに始まりどんどん色づいていく
低音の響き、美しいハーモニーに思わず涙が溢れてしまった。

本当に音楽が必要な人に音楽を届けられる演奏会
本当に素敵な演奏会だった。