あの空の向こうに・・・

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軽井沢大賀ホール チョンミョンフン&東フィル

2015-05-05 07:48:46 | 音楽
チョンミョンフン&東京フィルハーモニー@軽井沢大賀ホール

モーツァルトきらきら星変奏曲
モーツァルトピアノ協奏曲第23番
シューマン アラベスク
ベートーヴェン エリーゼのために
(ピアノチョンミョンフン)


ベートーヴェン交響曲第7番



この桜は、東京フィル前理事長故大賀典雄さん(ソニー名誉会長)とチョンミョンフンさんが、10年前大賀ホールが産声を上げた時に2人で植えた大切な桜
綺麗な花が咲きました。

この大賀ホールは、大賀会長の奥様が、「軽井沢にはずいぶんお世話になったけど、軽井沢には満足する音楽堂もないから、あそこに寄付しましょうよ」との声で生まれたホールらしい。

何処から見ても美しい。背後には浅間山がよく見える。

このホール 軽井沢に来るたび気になっていた。
八ヶ岳の山麓にある私の大好きな八ヶ岳音楽堂に形が似ていて

自然の息吹を感じられながら音楽を聴く
そんな雰囲気のあるホール
中は、木の温もり溢れる温かなホール(やっぱり八ヶ岳音楽堂に似ている)
窓からは、美しい花々
木々が風に揺れ
軽井沢の美しい風景とマッチしていて

チョンミョンフンさんのピアノは、キラキラ輝いていて
自分内なる音に耳を傾け、ピアノの一番美しい音を探し音を引き出していく。

モーツァルトピアノ協奏曲第23番
チャイコフスキーピアノコンクールで2位という実績を持ちながら、指揮者として活動しているマエストロ
30年ぶりに弾くピアノ協奏曲らしい。
もうウルウル
チョン ミョンフンさんのピアノを温かく包む東フィルの美しい音色が優しくて美しくて
このホールの特徴を上手く掴んでいる。

後半はベートーヴェン第7番
「のだめカンタービレ」でこの曲のファンになった。
チョンミョンフンさんの作り出す世界ってホントドラマチック

ここまで聴きに来てよかった。
いや、ここでしか聴けない一期一会の演奏会


しかし軽井沢大賀ホールっていいなあ。
ここのホールって、ガンガン音が響くっていうより、バイオリンにしろチェロにいしろ木管にしろ、自然なまま自然な音を伝えるホールって感じ。
デジタル音でなく、空気を胚胎して伝わる自然音
CDでなくレコード音って感じ
デジタル音でなくアナログ音

何度も通いたくなるような素敵なホール



お花もたくさん咲いていて


観光もしっかりしてきた。
旧三笠会館


そして終演後は軽井沢駅近くのワインバー「ケビンズバー」
ここは気さくなアメリカ人の方が経営していて

温泉話で盛り上がってしまった。
日本人より日本の良さを知ってるって感じのマスター
ワンコインで安心して飲めるお店

やっぱり彼も「大賀ホールは、ロックとかトークショーとかよりも、やっぱりクラシックが向いている」みたいな事言っていた。
でもだんだんいろんなジャンルの音楽もここで聴いてみたい気もしてきた

帰りの新幹線は大宮まで40分

軽井沢にこんなプラスの楽しみがあるなんて
いやあ!いい発見をした