あの空の向こうに・・・

音楽 自然 日々の出来事 
感じるがままにつづっていきます

皇后様もご鑑賞 小山実稚恵さんピアノコンチェルト

2015-04-19 21:52:05 | 音楽
小山実稚恵さん デビュー30周年コンサート春@サントリーホール

[曲目
ウェーバー
オペラ『オイリアンテ』序曲
ショパン
ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21
ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30

小山さんのピアノは、ずっと前から気になっていた。そして指揮者は大野和士さん(以前からファン)&東京都交響楽団
今一番聴きたかった「ラフマニノフピアノ協奏曲第3番」

これは行くしかないでしょうって事で鑑賞してきた

「ショパン第2番にはみずみずしい青春を ラフマニノフ第3番には落ち着いた成熟を感じる」と彼女は言う。

オーケストラに無理に合わせようとせず
自然に任せるようにするといろんな物が見えてきたらしい。


ショパンピアノ協奏曲第2番
最初の一音から引き込まれてしまった。
第2楽章では、木々が揺れ動く美しい自然が浮かんできた。彼女の物語の世界にどんどん入っていく。陽だまりの中を散歩している気分になった

そして休憩
トイレへ行ったらSPらしき人がたくさんもしやもしや
やはり後半は、皇后様もご鑑賞
3週間前にも、この席で鑑賞する高円宮久子様を拝見できて

天皇皇后両陛下が鑑賞されるコンサートにも立ち会ったことある(ベルリンフィル12人のチェリストたち)
そういうコンサートって、聴く力みたいのが群衆に湧き上がって必ず素晴らしい演奏会になる。

ラフマニノフピアノ協奏曲第3番
こんなに美しい第3番に出会えたのは初めて
もうピアノを弾くというより、彼女の指先から魔法のように音が引き出されていく。無駄な一音は一つもない。力強いんだけど、体に余計な力が入ってない。どこまでも美しい

30年の歳月に一日も無駄な日はなかった
そんな歴史が音に生きてきている

そして指揮者大野和士さんのさりげない気配り ホント自然に寄り添うって感じ
そしてエネルギッシュな指揮
大野さん素敵すぎでしょ
またしても最後は涙

アンコールは、なんと大野さんとの連弾ドビッシー小組曲「小舟にて」

ホントこの演奏会に出会えた幸運
また一つ心の財産が増えました。


そしてサイン会
小山さんは次の日大阪での演奏会も控えているのに、一人一人丁寧にご挨拶してくださり
こんなに温かいサイン会は初めて
そのサインの列の横を帰宅する大野和士さんとまさかのご対面
楽屋口からでなく正面から帰宅なんですね。もしかしたら、小山さんに挨拶も兼ねてなのかも。

デビュー30周年秋
2015年11月5日サントリーホール
ショパンピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフピアノ協奏曲第2番
NHK交響楽団 広上淳一指揮

今から楽しみ