あの空の向こうに・・・

音楽 自然 日々の出来事 
感じるがままにつづっていきます

本拠地で聴く海外オーケストラ

2015-03-18 08:07:54 | 音楽
クラシック音楽が好きになって、いろんな演奏会に通うようになって、いつかは海外オケの本拠地に聴きに行きたい欲望にかわれた。
ありのままの本当の姿が観れ聴けて、過剰な拍手 過剰な期待もしないありのままのの観客

最初に聴きに行ったのは、ソウルアーツセンター
大好きなチョンミョンフンさん指揮&ソウルフィルハーモニー「ショスタコーヴィチ5番」
たまたまYouTubeで映像を見つけたチョンミョンフンさん指揮ショスタコーヴィチ5番
これにはまり、いつかはこの曲を生で聴きたいと思っていたら、この演奏会に巡り会えた。


エネルギッシュな演奏
何より一番驚いたのは、ロック会場並みに盛り上がる観客の姿
それに圧倒され、こちらまで興奮してしまった。

2度目はサイモンラトル指揮ベルリンフィルジルベスターコンサート

2日連続聴いた。
2日目は当日券を並び、18ユーロで立ち見席をゲット
一番後ろから鑑賞するベルリンフィル
踊るように弾くピアニストランランを観て、嬉しそうに聴くおばさまの姿に、テンションが上がった。みんな幸せそうだった。

ベルリンフィル指揮者サイモンラトルの任期は2018年
ラトルは2017年からロンドン交響楽団の音楽監督に就任
5月11日にはベルリンフィルの次期指揮者が団員の投票で決まるらしい。誰に決まるんだろう
ここでまた聴ける日が来るといいなあ

そして先日行ったプラハ旅行
ドヴォルザークホールでのチェコフィル管弦楽団

地元の人に本当に愛されているって感じた演奏会
格式ある歴史を感じる演奏会だった。

そしてスメタナホール


ホールの見学ツアーに参加して、あまりのホールの美しさに感動し、当日券で聴いたプラハ交響楽団
一番安い席350コルナ
日本円にして1600円くらい。びっくり狭いホールなのでサントリーホールだったらS席並みの良席

プログラム
ラフマニノフピアノ協奏曲1番
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」

ピアニストはYouTube再生回数が多く人気になった女性ピアニスト(ヴァレンティーナ・リシッツァ)
超絶技法 すごかった。男の人が弾いているみたいだった。

ここは、大好きな「のだめカンタービレ」ヨーロッパ編 &映画最終楽章で何度も登場した憧れのホール
雑誌やテレビで見るよりはるかに美しかった。

のだめがパリに着いて、最初の一音を奏でて一言
「空気が違う 音が違う」
のだめちゃん私もそう思ったよ。


ドヴォルザークホールとスメタナホールは1キロくらいしか離れていないんだけど、客層が違ってびっくりした。

ドヴォルザークホールは、年齢層も高くみなさん服装も黒っぽい地味目で。昔からの定期会員って感じ
スメタナホールは、観光客も多く若い人もたくさんいた。
前に座ったイタリア人の若いグループは演奏中も携帯いじりまくり、演奏中も写真撮りまくって

「クラシックは襟をただして聴くもの」って考えの多い日本の評論家さんが見たら眉をひそめそうだけど
でも写真も携帯も禁止されてないし、その国ごとにルールとか違うし。
そんな中でも、演奏は本物だった。素晴らしかった。
携帯いじりまくりの若いグループも最後は聴き入っていた。きっと歳を重ねたら、素敵な観客になっていると思う。
日本はクラシックの敷居が高すぎでしょ


その国の言葉を聞き、その国の食事を口にし、違う文化に触れ、作曲家の足跡を辿り旅をする。

言葉の違い文化の違い いろいろ違いはあるけど、音楽って世界共通言語だと私は思う。人それぞれ感じ方は違うし、感じ方には正解はないけれど


国内 海外 世の中にはたくさんの演奏会があっていろんな演奏会 いろんなホール巡りたいけど
貯金減っちゃうけど
そのかわり、心の財産は増える訳で

中毒になるって楽しい。
仕事して、お金貯めて、頑張らなくちゃ