グラストーン A15-HPA30W

戯休「今日はグラストーンのヘッドフォンアンプ『A15-HPA30W』のお話をしましょう。」
修道女「わぁ、黄色なんてお洒落な感じのHPAですね。」
戯休「おいおい、黄色ちゃうねん。　“ん”が抜けてる、“ん”が。」
姫「“きいろん”？　ウルトラ怪獣ですの？」
侍「いやいや姫さん、ここは“んきいろ”だって。　一見読めない単語ってのが何周か回って今時なんだよ。」
戯休「“きんいろ”！　こがね色！！　これは既発の機種を銅のシャーシに変更した上で全面に渡って金メッキしてるHPAなんだよ。」
司祭「クックック・・・・。　それはそれはノイズのカットに一役買いそうな仕様ですねぇ。」
戯休「ああ、うん・・・。　そうストレートにまともな意見言われると話が続き難いんだけど・・・・。」
芸術家「ううん♪　何で金メッキさ？　どんな意味があるさ？・・・・・これでいいさ？」
戯休「今更そう振られても困るから！！　ああ、何と言うか・・・・全然話が進まない・・・・。　眠いからかしら・・・。」
君主「眠い割には余裕がありますね・・・。　意味がよく判らないのは同様ですが・・・。」
戯休「気にするな・・・。　でも、さっきはああ言ったものの、実際には只のデザインな気もする・・。　ノイズ云々は銅シャーシの役目であって、単にプレミアム感を出す演出かも・・・。」
司祭「そうでしょうねぇ。　私もさっきは適当にそう言っただけですから。」
戯休「さいですか・・・。　ま、気に入る人は気に入るし、苦手は人は苦手ではあるだろうね。　俺は苦手だけど・・・。」
侍「耐ビーム・コーティングとしての効果を持つエマルジョン塗装の一種だとすれば・・・・頷けますが？」
戯休「・・・百年使えるHPAだとでも言うつもりか？」
姫「黄金の機体で迎えに来て欲しいとお願いはしたでしょうけど、バスターランチャーは余計だと思いますわ・・・。」
戯休「それがいつのまにやらマグナパレス・・・・ってそれでもないわ！　ああもう、横道にしか逸れない・・・・。」
芸術家「でも、金メッキだからこそ着目してるさ？　その意味ではそういう話題になるのも無理は無いさ？」
戯休「・・・さながら出オチ扱いをさせているというのはとても申し訳ないとは思っているんだけどね・・・。」
修道女「そういえば元になる機種があって、それの特別仕様機って事でしたよね。　金額とかは結構差になっちゃってるんでしょうか？」
戯休「元が税込約23万円、これが税込で約90万円・・。　銅のシャーシが一番のコストアップ要因だろうし、それ以外にも手は加わってるんだろうけど・・・結構な差ではある。」
君主「単に見た目だけでどうこうというものでもないのですね・・。　そうである事を頼もしいとも思いますが、逆に色はバリエーションで選ばせてくれても・・・。」
戯休「どうしても人を選ぶからねぇ・・・。　銅製シャーシにしたというのも“アンプの帯域が広いゆえに、電磁波などの外来ノイズを拾いやすい欠点”があっての事らしいから、効果はあると俺でも思う。　15台限定らしいけど、通常色で受注生産対応してくれたりすると喜ぶ人は多いんじゃなかろうか・・・。」
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侍「あれ？！　俺達金色ネタしか喋って無いですよ、主殿？！」
戯休「・・・だったら最初から横道逸れんな！！」
姫「だったら色に着目しそうな機種を挙げないで戴きたいですわ。　本能のままに反応してしまいますわ・・・。」
司祭「ククッ・・・。　赤色なんかはもう弄ってくれと言わんばかりの存在ですしねぇ。」
芸術家「そう考えると、シャアって偉大さ？　赤といい金色といい、ジャンルを問わずネタ化してくれるさ？」
戯休「おっとジオングさんの悪口はそこまでだ！」
君主「足は飾りかもしれませんが、本来飾り以外何物でもない色こそが重要というのも皮肉なものだな・・・。」
修道女「でも、量産機が大量にある機種と試作機の違いって事もありますし・・・。」
戯休「何てマジレス・・・。　そういやこの時期だけは赤い服着て歩いていてもシャア扱いされない稀有な時期だよねぇ・・・。」
姫・修道女「・・・・あ。」
芸術家「何でそこに話題を振るさ主殿？！　折角このまま触れられずに終わると思ってたのにさ？！」
司祭「クックックッ・・・・。　さて、そこかしこに溢れる赤が血の色にならなければ良いですがねぇ？」
君主「・・話がややこしくなる前に行け、侍！　俺達もそれぞれの家庭の為に脱出するが、その前に！！」
侍「何がなんだかよく判らんが、判った相棒！　生きて会おう！！　とうっ！！！」
戯休「・・・・いやもう俺こそ何が何だか・・・・。　年だな、年・・・。」