ONKYO Integra DHC-80.6

戯休「今日はオンキヨーのAVプリアンプ『Integra　DHC-80.6』のお話をしましょう。」
女王「IntegraのAVプリアンプですか・・・。　久し振りな気がしますね。」
戯休「5年振りだとか。　出る度にハァハァさせられる、素敵なメーカーさんですよ・・・。」
侍「カスタムインストール向けとありますけど普通に使っても全く支障ないし、格好も良いし。」
戯休「前はオンキヨーでも一部のモデルで使われてたけど、実物がまぁ良い感じで・・・。　そら漢心くすぐられるわ。」
女王「とりわけ注目すべきは、いつもAVプリアンプでした。」
侍「他が一体型しか作らない時でもセパレートにしたりしてくれてたもんな・・・。　その分、新フォーマットに対応する時でも安く済んだり・・・。」
戯休「で、今回もDolby Atmosで賑やかにしようとメーカーが躍起になっているところでの投入。　安く上がるというよりは、今回一体型よりも上の価格が付いてたりする。」
侍「すると、それを用いて最高を目指そうという戦略で仕掛けてきた感じですかね。　パワーアンプは無いんですか？」
戯休「不思議と無いね。　後日発表なのか、今迄ので充分なのか、そこは各自気に入ったアンプで攻めてくれとの事なのかは判らないけど。」
女王「パワー部の品質については色々なアプローチがありますし、それこそユーザーやインストーラーさんの腕次第という面もあります。　これはこれで良いのではないでしょうか。」
戯休「で、だ・・・。　冷静に考えると、やっぱりAVプリはええのうと再認識した次第なのさぁ。」
侍「そりゃまぁ絶対的というか、最終的にはセパレートのほうが有利だとは思いますけど・・・。」
戯休「最初はDolby Atmosにしてもきちんと7.1.4chまで対応してて大したもんだとは思ってたんだ。　ほら、パイオニアのでも7.1.2chまでだったりするし、そこは流石インストール用だな、と。」
女王「普通の部屋ではそこまで不要という意見も尤もなのですが、対応出来るものを対応しないというのも寂しい話ではあります。」
戯休「それに多くの入出力端子。　ここまで来ると、そろそろ一体型では全部扱切れなくなりそうじゃない？　これなんか11.4chプリアウトも11chXLR出力もサブウーファー出力4個もある上に、きっちりRCAアナログ入力も7つある。」
侍「それこそ“ならでは”ってやつですよね。　一体型に求めるには物理的に厳しいし、出来たとしても縦だか横だか判らない形状になるでしょう。」
女王「もしそうなるにしても、パワーアンプの強化の結果としてならまだ受け入れられるでしょう。　そうでない、出力端子の充実の為にそうなったのだとしたら、それこそ最初からセパレートにしろとお叱りを受けるでしょう。」
戯休「個人的には元々セパレート派だったけど、HDMI端子への対応とi-Linkの絡みで一体型に乗り換えた。　今はそういう変な縛りも無いし、どうしたっていいのであればセパレートに戻るのも悪くないかと思った次第。」
女王「しかし、そうなるとパワーアンプとかが大変なのでは？」
戯休「別のスイッチで電源入れる必要があるけど、メインのパワーアンプに入れれば良いじゃん？　何なら普通にステレオ仕様ででも楽しめるモードあるだろうし。」
侍「でも、折角センターやサラウンドスピーカーも設置してたりするんですから、使わない訳にはいかないじゃないですか。　そうなるとパワーアンプの準備も・・・・」
戯休「おいおい、押し入れの奥に眠っている2つの物体はなんだい？」
侍「・・・法師殿・・・・いやさ、2ch＆3chパワーアンプ・・・！！　確かにまだ売られていない・・・！！！」
女王「合わせれば今同様の7chまでは対応できますね。　ただ・・・スペース的に大変ですが。」
戯休「そこはほら、これから先の妄想ネタで楽しむところさぁ。　そういった困難な難題を解決するにはどうすればいいか。　色々と考えを巡らすのが楽しいんだよ。」
侍「そうして数か月から数年間密かに楽しんで、ある日突然解決策が浮かんだりすると堰を切った様に実行に向けて激しく動き出す・・・幾度となく繰り返されてきたパターンです・・・。」
戯休「部屋の模様替えとかそんな感じだよな。　迷えば迷う程、解決法が浮かんだ時に反動で動いちゃう。」
女王「今回のこれの場合、そうなった方が良いのか悪いのか・・・。」
戯休「浮かんだところで問題は山積みさぁ。　とりあえずは酒の肴として楽しませてもらうとして、縁があると良いねぇ・・・。」