イブに怒ったり笑ったり

　わしら中年夫婦にとっては２７回目のイブ。子供方面も全員大人となり、各々パートナーと逐電いたすゆえにパーリーやケーキなど取り立てての家庭内イベントも無し。一抹の寂寥感も有るが、日々変わらずの徘徊と飲み食い。ただ、世間様は浮かれ、私的遊戯を優先の為か、あちこち休業の御贔屓筋多発にて行く店に困る。栄町方面も同様にて、ふと、５年ぶりの老舗Ｕを訪れる。

相も変わらず、観光客に溢れ従業員言葉は丁寧だが、動作は血走り安楽の飲酒喫煙とはいかず、落ち着かない事甚だしい。


酒の当てのせいか塩味が強く閉口。味は好いのだが。残念。


もっと悲しいのは椎茸、肉などその身内から発見できず、「料理人が変わったか？」「いえいえ、それにしても名物がこの様な成れの果ての哀れさは怒りすら覚えるわい」と二人して嘆き怒り、トドメの高額御愛想にてやっと保免。解放後「あかつき」にて「帰れまてん」など放心しつつ視聴。


イブである＝満席とはなから諦めていたルフージュ、意外な事にガラガラで即入店し、スパークリングワインなど頂き、やっとのクリスマス気分。


世間様がターキーＯＲチキンならば我らは「うずら」にてジーザスの誕生を祝います。

あなたさまのイブはいかがでしたか？

さあ、これから怒涛の忘年会目白押し。

笑いましょう！！