LOVE&DESIRE

沖縄で頑張る爺バンドのブログだったがいつの間にか爺の独り言(涙)。

吾輩は猫である

2012-01-04 11:08:35 | ブログ

高校2年の時に読了したと認識していたが勘違いでした。今回読み返して、正直言って半分も理解できません。(それとも高2のわしが賢かったのかも)。それでも、最後まで読み返し、年末年始を跨ぐ一月掛りの幸せな悪戦苦闘でした。

本文の理解を深める注解は528か所もあり、その都度立ち止まり注解説明文を読むのだけど、その注解すら理解するのに苦労するありさま。

夏目漱石 慶応3年(1867年)東京生まれ。帝国大学文科大学英文科卒。東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校の教職後、イギリス留学。帰国後、第一高等学校、東京帝国大学で教鞭をとる傍ら正岡子規の進めにより「吾輩は猫である」を「ホトトギス」に発表。その後作家に転向。以後の活躍は皆様ご承知の通り。

この、おっさん、只者ではりません。明治のインテリ金之助殿「坂の上の雲」司馬遼太郎が「底抜けに明るい楽天主義者の時代」と著わした時代に深く苦悩する。(学者として、それと親戚など周辺との人間関係など)

猫を書いたのは、もしかして苦しみから逃れるための気休めかもしれません。好き勝手に感情の赴くまま、そして己の知識(学者として・または知識人としての仏教古典故事その他)を当たり前に物語に放り込み、書き連ねることにより、自分が一番すっきりしたりしてね。

晩年、胃潰瘍で苦しみ天然の発泡水を愛飲していたソーダ。

インテリジェンス&落語テイストの「吾輩は猫である」皆様も読み返しては如何でしょうか?HACHI公は今年「坊ちゃん」「夢十夜」「こころ」「硝子戸の中」の再読に挑戦。でも「虞美人草」は嫌です。理由は秘密です。

ちなみに好きな作家は「筒井康孝」「江戸川乱歩」「夏目漱石」のトップ3ドス。


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