月水食堂のお弁当

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あした天気に

2012-03-24 18:13:22 | 日記
昨日は精神障害者の社会復帰、福祉を考える集い「あした天気にな~れ」に出席しました。

あした天気に…かあ。

雨のちくもり、くもりのち晴れ、晴れ時々くもり、雨 、くもり

心を病んだ人の心の常は、晴れ間が少ないものかも知れません。

この集いのタイトルは、雨の今日に続くあしたは晴れてほしいとの願いでしょうか?

15回目の今年の企画は、精神科医師夏苅郁子氏の講演と、当事者、家族、支援者のシンポジウムでした。
タイトルは、「今までの人生を振り返りこれからの生き方を考えよう」

そのシンポジストに支援者として私が参加することになり、私は安易に返事をした事を当日の当日になって後悔。支援者シンポジストは私一人。
私みたいな者が支援者代表と思われたら責任重大。ああ、困った。

しかし時すでに遅く壇上に。とりあえず、原稿を棒読みしなんとか場を凌ぎました。はあっ。

自分を落ち着かせるために会場入りしたメンバー、スタッフの姿を探します。おっ、いた、いた!あそこの二列だ。

みんな大盛りラーメンを食べてきたせいか、満腹顔。足場の悪い中、電車、市電を乗り継ぎお疲れさま。ありがとうね。

他のシンポジストの方たちとの交流は、私にとって本当に嬉しい出会い、収穫となりました。

昨年末のシンポジウムに参加された旦那さんと今回のシンポジウムに参加された奥さん。

まだ新婚ほやほやのカップルです。なんともお熱くかわいらしいご夫婦でした。わかり合っていたわりあって、いつまでも幸せな家庭を築いてほしい。

当事者お三方のお話。ご家族お二方のお話。

それぞれの思いが言葉となり会場へと繋がります。大勢の前で自分を語る事は勇気がいるけど、時に自分の殻を脱ぎ捨てる事の必要性を感じました。

外は冷たい雨でしたが、メインの講演、夏苅さんの切なる思いも皆の心に響いたことでしょう。

夏苅さんは統合失調症の 母の娘としての立場と精神科医師としての立場で熱く人生を語ってくれました。

ご夫婦で開業されている焼津にあるという診療所では、患者さんの心を癒すために様々な試みをされています。薬を出すだけの医師ではないのです。
継続は力なり。この集いも今回で15回を迎えたと聞き、改めて様々な方々が力を合わせ今まで築いてきた強さを感じました。

医療法の改正として、精神疾患も五大疾患のひとつとなりました。

あした天気になあれ。精神疾患に苦しむ当事者、家族が今まで流した涙は
決して無駄ではないのですよね。