月水食堂のお弁当

地産地消と昭和の香りをコンセプトにした安くておいしいお弁当を届けます。

ヤンキー大結束2

2011-06-06 21:39:58 | 日記
昨年の冬、住んでいるアパートの壁と屋根を塗り替える工事が行われた。

足場が作られ、部屋は暗くなり塗装臭くて窓も開けられなかった。冬場で、日差しも貴重な時期だったが、その工事期間は二週間ほどかかると通達があった。

作業は朝8時からきっちり始まり、半過ぎて仕事に出かけようと部屋を出ると、ニッカーボッカを着こなしたヤンキー集団が屋根の上に立っているのが見えぎょっとした。

ニッカーボッカは緑、赤、黄色と信号のようにちかちか輝き、整髪された茶髪が風にゆらめきながらもけなげに形を保っていた。

壁にも沢山のヤンキーが足場を使い伝いながらペインティング。

う~!朝から大迫力。三棟あるアパートの屋根壁にヤンキー吹き溜まりの図柄。

おまけに地面は親方らしきスキンヘッドのおじさんが携帯電話片手に歩いていた。

すごい指輪にゴールドネックレス。こちらも筋金入り。

あの二週間は迫力あったなあ。

ヤンキー大結束1

2011-06-06 06:16:24 | 日記
「みんなやればできる子だったんだね!」

これはタレント、ユージのお母さんがさんざやんちゃをやらかしてきた息子とその仲間の成長した姿に向けて言った言葉。

ユージは23歳のタレントモデル。見るからにハーフとわかる端正な顔立ちをしている。

親一人子一人の家庭は、やんちゃ坊主らのたまり場として最適だったらしく、筋金入りのヤンキー 化したユージの周りには同じ匂いのヤンキー仲間がいつもたむろっていた。
母はいつも泣かされ、心配し日々眠れなかったという。

そんなユージも成人して 改心。クリーンでソフトな眼差しをたたえた若者に見事変身した。

「大改造ビフォーアフター」で、ガーデニングが好きな母親への償いをこめ、自分たちの手で荒れた庭を匠の指導のもと手入れし、助っ人としてユージのために数年ぶりにヤンキー仲間が集合。

意味もなくたむろっていた昔と変わり、皆今はそれぞれ仕事を持ち忙しいはずなのに瞬発力な結束ぶりには感心する。
さすがはヤンキー、友情には熱い。
彼らは今、土建業に水道配管工、左官に解体業などで活躍している。

昔はこのモンスターたちに翻弄されたユージの母だが、素晴らしい手作りの庭を見て大粒の涙を流して感激していた。

よかったね。ユージママ。
長かった夜更けが、美しい夜明けに変わったよ。