●「怪人かまきり男」昭和46年5月1日放映 かまきり男登場
制作第6話 放映第5話 脚本:滝沢真理 監督:北村秀敏
月見家さんのブログ「月見家本舗」で知りましたが、「雨宮ちか子」役の水上竜子さんは、『ウルトラセブン』でゴドラ星人が変身した「赤タイツの女」の役を演じていた方です。全く印象が異なっていて驚きです。
懐中電灯の光に浮かび上がる時計は、深夜2時を指しています。そんな時間にかかってくる電話を不審に思わないのでしょうか。しかも女性一人が残業?当直?
激しい物音、奇妙な声、歩み寄る足音‥‥。怪談ものの定番の描写ですが、やっぱり恐いです(^^ゞ シルエットは守衛のようなのでドアを開けると‥‥。目の前で人間が変死してしまったら、私だったら平常心ではいられません。
さらに足音が‥‥。そしてドアのすりガラスに浮かぶ異形のシルエット‥‥。こんなシーンを、スタッフはきっと楽しんでつくっていたのでしょうネ。
またまたレースの練習をしている本郷とおやっさん。大きな地震が起きて地割れにバイクがはまり、本郷が転倒してしまいます。仮面ライダーならそれくらいジャンプしてかわすと思っていたので、初めて見た時には違和感がありました^^;
そして「マグニチュード」と「震度」を混同しているおやっさん。その後おやっさんは「アミーゴ」で史郎やルリ子たちに偉そうに説明していますが、ルリ子による「わかったワ、その知識の『震源地』は猛さんなのネ?」というツッコミにニヤリ(^o^) ウマいセリフです。
今回のショッカーは人工的に大地震を起こすために、7回もテストをしていることを本郷が推理します。ショッカーにしては珍しく、なかなか用意周到な作戦です。
ショッカーに利用されたちか子が本郷を穴の中へつき落としますが、その時の表情にゴドラ星人っぽさが垣間見られます(^o^)
本郷はこのエピソードまで、バイクで走ったりマンションから飛び降りたりして変身してきていました。ですから、ベルトに風圧を受けられない穴の中では変身できないというサスペンスが‥‥。変身ポーズでいつでも変身できるわけではない初期の設定が活かされています。しかし、かまきり男が仕掛けた時限爆弾の爆風で無事に変身することができました。これは逆転の発想で、危機が好機に転じたのですネ。
ん? ということは、爆弾を使わなかった方が、本郷は穴から脱出できずに衰弱死していたかもしれないのか‥‥。こういう詰めの甘さがショッカーらしいです。
やっとかまきり男の全身が見られました。ライダーとの直接の戦闘はほとんど無く、鎖でライダーの首を絞める程度とは‥‥。しかもすぐに逃げられてしまうし‥‥。
ライダーにちか子を奪い返され、首領にお説教されているかまきり男は正座‥‥^^;
「2人ともショッカーという鬼に追われる仲」はちょっと狙い過ぎのセリフです‥‥。
なぜか「かまきりの卵」のことを知らないと言ったり、「私、『ちか子』なんていう名前じゃありません。」と言い出すちか子さん。どうやら、かまきり男に操られているようです。
そこへ登場のかまきり男。ちか子さんは背後から電気スタンドで本郷の頭を。やっぱりゴドラ星人だったのか^^;
今回の戦闘員たちは「ア゛ーーッ」という声を発しています。
「かまきりの卵」が大地震を起こす核爆弾のスイッチなのはイイのですが、わざわざ外殻を割って使うとは‥‥。しかも手動だし^^; なかなか良いネーミングなので、せめて時限装置にしてもらいたかったです。
●かまきり男(中村文弥 声:辻真人)
スーツのデザインは限りなくシンプル。緑の薄いマントが「カマキリの羽」を思わせ、弱くなりがちな背面デザインをウマくまとめてあります。
カマキリの頭部は逆三角形で、目が上部に付いているのが特徴ですが、この怪人は面長、しかも目は顔の中央にあります。どうやってもカマキリには見えないのが残念です。
頭部にあしらわれているのは、触角ではなくカマキリの鎌でしょうか。
せっかく左手に鎌を持っているのに、なぜか鎖鎌を併用します。改造人間としての特殊能力は特に描写されていませんでした。
今回から標準装備となったショッカーベルトを装着しています。
私は昔から手首が見え過ぎなのが気になっていました。
「ライダーキック」に倒されました。
制作第6話 放映第5話 脚本:滝沢真理 監督:北村秀敏
月見家さんのブログ「月見家本舗」で知りましたが、「雨宮ちか子」役の水上竜子さんは、『ウルトラセブン』でゴドラ星人が変身した「赤タイツの女」の役を演じていた方です。全く印象が異なっていて驚きです。
懐中電灯の光に浮かび上がる時計は、深夜2時を指しています。そんな時間にかかってくる電話を不審に思わないのでしょうか。しかも女性一人が残業?当直?
激しい物音、奇妙な声、歩み寄る足音‥‥。怪談ものの定番の描写ですが、やっぱり恐いです(^^ゞ シルエットは守衛のようなのでドアを開けると‥‥。目の前で人間が変死してしまったら、私だったら平常心ではいられません。
さらに足音が‥‥。そしてドアのすりガラスに浮かぶ異形のシルエット‥‥。こんなシーンを、スタッフはきっと楽しんでつくっていたのでしょうネ。
またまたレースの練習をしている本郷とおやっさん。大きな地震が起きて地割れにバイクがはまり、本郷が転倒してしまいます。仮面ライダーならそれくらいジャンプしてかわすと思っていたので、初めて見た時には違和感がありました^^;
そして「マグニチュード」と「震度」を混同しているおやっさん。その後おやっさんは「アミーゴ」で史郎やルリ子たちに偉そうに説明していますが、ルリ子による「わかったワ、その知識の『震源地』は猛さんなのネ?」というツッコミにニヤリ(^o^) ウマいセリフです。
今回のショッカーは人工的に大地震を起こすために、7回もテストをしていることを本郷が推理します。ショッカーにしては珍しく、なかなか用意周到な作戦です。
ショッカーに利用されたちか子が本郷を穴の中へつき落としますが、その時の表情にゴドラ星人っぽさが垣間見られます(^o^)
本郷はこのエピソードまで、バイクで走ったりマンションから飛び降りたりして変身してきていました。ですから、ベルトに風圧を受けられない穴の中では変身できないというサスペンスが‥‥。変身ポーズでいつでも変身できるわけではない初期の設定が活かされています。しかし、かまきり男が仕掛けた時限爆弾の爆風で無事に変身することができました。これは逆転の発想で、危機が好機に転じたのですネ。
ん? ということは、爆弾を使わなかった方が、本郷は穴から脱出できずに衰弱死していたかもしれないのか‥‥。こういう詰めの甘さがショッカーらしいです。
やっとかまきり男の全身が見られました。ライダーとの直接の戦闘はほとんど無く、鎖でライダーの首を絞める程度とは‥‥。しかもすぐに逃げられてしまうし‥‥。
ライダーにちか子を奪い返され、首領にお説教されているかまきり男は正座‥‥^^;
「2人ともショッカーという鬼に追われる仲」はちょっと狙い過ぎのセリフです‥‥。
なぜか「かまきりの卵」のことを知らないと言ったり、「私、『ちか子』なんていう名前じゃありません。」と言い出すちか子さん。どうやら、かまきり男に操られているようです。
そこへ登場のかまきり男。ちか子さんは背後から電気スタンドで本郷の頭を。やっぱりゴドラ星人だったのか^^;
今回の戦闘員たちは「ア゛ーーッ」という声を発しています。
「かまきりの卵」が大地震を起こす核爆弾のスイッチなのはイイのですが、わざわざ外殻を割って使うとは‥‥。しかも手動だし^^; なかなか良いネーミングなので、せめて時限装置にしてもらいたかったです。
●かまきり男(中村文弥 声:辻真人)
スーツのデザインは限りなくシンプル。緑の薄いマントが「カマキリの羽」を思わせ、弱くなりがちな背面デザインをウマくまとめてあります。
カマキリの頭部は逆三角形で、目が上部に付いているのが特徴ですが、この怪人は面長、しかも目は顔の中央にあります。どうやってもカマキリには見えないのが残念です。
頭部にあしらわれているのは、触角ではなくカマキリの鎌でしょうか。
せっかく左手に鎌を持っているのに、なぜか鎖鎌を併用します。改造人間としての特殊能力は特に描写されていませんでした。
今回から標準装備となったショッカーベルトを装着しています。
私は昔から手首が見え過ぎなのが気になっていました。
「ライダーキック」に倒されました。
「かまきり男」は特殊能力が描写されておらず、勿体ない設定の怪人です。
>どうやってもカマキリには見えない
かもしれませんねえ。まあゲバコンドルほどてはないかもしれませんが。
>手首が見え過ぎ
確かにタイツと手袋の間から「手」が見えてましたね。ごく初期だけかなと思ったら、カビビンガにもその現象がありました。設定がロボットとかだと問題ですが、全てが人工物になっていないかもしれない改造「人間」なので、それはそれでOKなのかなとも思いますが。
今でこそ「仮面を着けた」という漫画での設定も浸透していて、映画『THE FIRST』では故意に頭髪を露出させていましたが、本来は頭髪は隠したかったものなのでしょう。
私は子どもの頃は、こういう「所詮カブリ物の作り物」っぽさが見えてしまう場面が嫌いでした‥‥。それは着ぐるみっぽさを無くし、人間のフォルムを消そうとしたウルトラ怪獣や、手袋をしていることを隠そうとした「ウルトラマン」が基本にあったから感じるのかもしれません。
その流れで、「かまきり男の手首」はどうにも好きになれないのです‥‥(苦笑)。粗探しのツッコミというより、何だか切なくなってしまうのです‥‥。