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失われた時を求めて

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私をスキーに連れてって

2009-03-01 02:19:38 | 映画
 いやぁ~、久々に見ました! 15年ぶりくらいでしょうか。これは懐かしかったです(^o^)/


昭和62('87)年
監督:馬場康夫(ホイチョイ・プロダクション)
撮影:長谷川元吉
脚本:一色伸幸
出演:三上博史
   原田知世
   高橋ひとみ
   沖田浩之
   原田貴和子
   布施博
   田中邦衛
   竹中直人
   上田耕一
   中真千子
   鳥越マリ

 これは私が大学4年の年、昭和が終わる寸前の年の作品です。バブル期の若い社会人が、仕事もそっちのけで全力で遊んでいる姿を捉えた映画。その当時の風俗を(多少誇張気味に)切り取り、一応の山場を用意してストーリーを持たせた映画。ただそれだけの存在です。しかし、だからこそ、当時を知っている者にとっては何とも懐かしさを感じさせてくれます。それまでの邦画の、重いテーマ性や感動作などとは無縁の、とてもお気楽な映画です。そういう意味では、日本の映画史の中ではエポックな作品でしょう。
 

 映画の中には重要な小道具として「アマチュア無線」が登場します。三上博史さんが演じる矢野は「JA1-OTQ」というコールサインを持っています。ケイタイが無かった当時、これはカッコいいアイテムでした。そして、山の中でも使えるということは、ケイタイよりも優れていますネ。今も見直されていいモノかも。
 ほとんどが雪山のスキーシーンなので、あまり当時のファッションは見られません。でも、スキー靴やウェアは懐かしいデザインです。そしてクルマは「セリカGT-4」! このクルマがゲレンデを疾走するなんて、映画みたいなシーン(いや、映画なんですけど‥‥(^^ゞ)もありますネ。

 久しぶりに見てみたら、万座のロッヂの従業員役で上田耕一さん、横手山の宿の従業員役で中真千子さんが出演されていてビックリ\(◎o◎)/! というか、この映画が公開された当時は、まだ特撮作品の脇役の方たちの名前は知らなかったのでした‥‥。

 高橋ひとみさんがイイ味出してますネェ~。公開当時から高橋さんばかり見ていました(*^o^*) 「凍ってるネ♪」がサイコー!
また、原田知世・貴和子姉妹が出演していながら、他人の役というのも面白いキャスティングです。「女、26。いろいろあるわ~。」

 フツーの滑り方はもちろん、ちょっとトリッキーな滑り方や新しい遊び方も満載で、当時はよくマネしました。高橋ひとみさん・原田貴和子さん2人そろってのキックターンがカッコいいです。
 原田知世さんが初心者っぽく、上体を硬くして滑っているのが微笑ましいです。

 最初の焼額のスキーシーンはクリスマス、そして次が大晦日、クライマックスはバレンタイン・デー。スキーのシーズンって、恋人たちには特別なイベントの日が多いんですよネ。そんなことを再認識させてくれます。

 靴、板、ビンディング、ウェアのトータル・コーディネート・デザインのブランドとして、架空のブランド「SALLOT」が登場しますが、たしかヤマハはこれら全てを販売していますよネ。ヤマハなら頭のてっぺんから爪先までのコーディネートが可能です。それもアリかな。


 映画としては、フィックスのシーンが多過ぎるような感じです。特に「ゼファー・イン」という溜まり場となっているパブのシーンに、この傾向が多いように感じます。「逢いたい」や「ただの家畜の駆けっこ」のシーンは、もっとリズムがあった方がイイなぁ‥‥。馬場監督はこれが初めての作品なので、まだ不慣れだったのでしょう。


 この映画のあと、「ビッグコミック・スピリッツ」の別冊として、ホイチョイ・プロは『極楽スキー』という本を出版しました。私も買ってしまいました(^^ゞ まだどこかにあるハズです‥‥。


 あ~あぁぁ! スキーに行きたくなってきたゾ!
だれか~、私をスキーに連れてって~~。

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