
沖縄つながり、という訳でもないのですが、フィンガー5に続いて南沙織です(^^ゞ
南沙織 昭和48年12月5日 発売
作詞:有馬三恵子 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平
南沙織といえば、だれもがデビュー曲の「17才」を連想するのでしょう。そこで意表を突くのが私の悪い癖です。(後に「17才」も扱うとは思いますが‥‥。)
実は私はこの歌のことはすっかり忘れておりました(^^ゞ 「青春歌年鑑」のCDシリーズをレンタルで聴いていた時、期せずしてこの歌に再会して、懐かしさに涙が溢れてしまいました。「失われた時」が1つ見付かったような気がしました。
作詞・作曲・編曲とも、デビューからの一連のヒット曲を手がけている有馬三恵子女史と筒美京平氏のコンビです。筒美氏についての論説は他のサイトの方が詳しいでしょうから、ここではあまり深入りしないことにします。(浅薄な知識のボロが出てしまいますから。)それでも敢えて言うなら、私は氏の、特にメジャー・キーの楽曲は洋楽の匂いを感じて非常に好きです。この歌では、氏の絶品のメロディとアレンジに、有馬女史の女性ならではの視点の歌詞が絡み、瑞々しい南沙織のヴォーカルで表現され、作品は一気に昇華されています。
曲の構成は「イントロ無しでいきなりサビのコーラスパート→Aメロ→サビ→間奏→Aメロ→サビ→大サビ→サビのリフレイン」という、「サビ」と「Aメロ」だけで成立しています。かなり人を食った構成ですが、魅力的なメロディはその単純さを感じさせません。特にAメロの後にBメロ(あべ静江の「みずいろの手紙」のBメロなんかは、このAメロに似合いそうです。)が来そうなところにサビが来るので、物足りなさも感じますが、いきなりサビで一気に盛り上がる「心地よい裏切り」も正解だと思います。
サビのモチーフは、Carpentersの「Yesterday Once More」の「♪Every sha-la-la-la」を彷彿させます。「♪あの恋の初めの日を だれかここへ 連れてきて欲しいの」という歌詞と「Yesterday Once More」との相乗効果で、「過去の良き日」を振り返る内容がより際立ちます。「パクリ」というほど似ていないのに、「Yesterday Once More」を感じさせるメロデイを作り、採り入れることで、曲のイメージが膨らむということに驚きです。これが正に「引用」でしょう。是非みなさんの耳で確かめてもらいたいものです。
演奏は、かなりオンになったバロック調の弦楽隊が主です。「ニューミュージック」のコーナーで触れたいと考えている「パープル・モンスーン」のヒットで知られる「上田知華+KARYOBIN」の音作りに近いと感じますが、「ひとかけらの純情」にはブラスもエレキベースもエレクトリック・ギターもドラムスも入っています。それでも大サビ以外にはあまりリズムが意識されないほど控えめな演奏で、かなり明確なコンセプトを持って音作りをしていると感じられます。
ひとかけらの純情 南沙織
南沙織 昭和48年12月5日 発売
作詞:有馬三恵子 作曲:筒美京平 編曲:筒美京平
南沙織といえば、だれもがデビュー曲の「17才」を連想するのでしょう。そこで意表を突くのが私の悪い癖です。(後に「17才」も扱うとは思いますが‥‥。)
実は私はこの歌のことはすっかり忘れておりました(^^ゞ 「青春歌年鑑」のCDシリーズをレンタルで聴いていた時、期せずしてこの歌に再会して、懐かしさに涙が溢れてしまいました。「失われた時」が1つ見付かったような気がしました。
作詞・作曲・編曲とも、デビューからの一連のヒット曲を手がけている有馬三恵子女史と筒美京平氏のコンビです。筒美氏についての論説は他のサイトの方が詳しいでしょうから、ここではあまり深入りしないことにします。(浅薄な知識のボロが出てしまいますから。)それでも敢えて言うなら、私は氏の、特にメジャー・キーの楽曲は洋楽の匂いを感じて非常に好きです。この歌では、氏の絶品のメロディとアレンジに、有馬女史の女性ならではの視点の歌詞が絡み、瑞々しい南沙織のヴォーカルで表現され、作品は一気に昇華されています。
曲の構成は「イントロ無しでいきなりサビのコーラスパート→Aメロ→サビ→間奏→Aメロ→サビ→大サビ→サビのリフレイン」という、「サビ」と「Aメロ」だけで成立しています。かなり人を食った構成ですが、魅力的なメロディはその単純さを感じさせません。特にAメロの後にBメロ(あべ静江の「みずいろの手紙」のBメロなんかは、このAメロに似合いそうです。)が来そうなところにサビが来るので、物足りなさも感じますが、いきなりサビで一気に盛り上がる「心地よい裏切り」も正解だと思います。
サビのモチーフは、Carpentersの「Yesterday Once More」の「♪Every sha-la-la-la」を彷彿させます。「♪あの恋の初めの日を だれかここへ 連れてきて欲しいの」という歌詞と「Yesterday Once More」との相乗効果で、「過去の良き日」を振り返る内容がより際立ちます。「パクリ」というほど似ていないのに、「Yesterday Once More」を感じさせるメロデイを作り、採り入れることで、曲のイメージが膨らむということに驚きです。これが正に「引用」でしょう。是非みなさんの耳で確かめてもらいたいものです。
演奏は、かなりオンになったバロック調の弦楽隊が主です。「ニューミュージック」のコーナーで触れたいと考えている「パープル・モンスーン」のヒットで知られる「上田知華+KARYOBIN」の音作りに近いと感じますが、「ひとかけらの純情」にはブラスもエレキベースもエレクトリック・ギターもドラムスも入っています。それでも大サビ以外にはあまりリズムが意識されないほど控えめな演奏で、かなり明確なコンセプトを持って音作りをしていると感じられます。
ひとかけらの純情 南沙織
彼女を生で観て以来ファンになりましたし
他のアイドルも好きになるキッカケを作ってくれました。。。
僕がデビュー以来敬愛する松田聖子も
南さんのご主人ともども親しくしているようですし
申し分ありません。
シンシアのお気に入りという
「赤いスイートピー」や「天使のウインク」
聴いてみたい!!
彼女の清涼感溢れる歌声は今聞き込んでも
まったく古臭く感じません。
また純粋なポップス・シンガーとして今後も
高く高く評価されるべきだと思います。
何~~!? 生でご覧になったのですか? それはスゴイ!
私は彼女の「ラリルレロ」の発音が好きです。
色黒なのに人気が出たというのも、かなりエポックですよネ。それまでは例が無かったと思います。
『シルバー仮面』にゲスト出演したエピソードが、昨年のYahoo!の無料配信に無かったのが残念でした‥‥。
目黒雅叙園というところで偶然
彼女のライブを観ました。
黄色のミニのワンピースだった記憶があります。
彼女の肌の色にピッタリでしたよ。
いやぁ、小さくて可愛かったですよ。。。。
こっちは5歳くらいの昔話ですがネ
>私は彼女の「ラリルレロ」の発音が好きです。
僕もそう思います。
それに目鼻立ちの整った正統派アイドル
声質も大きな武器でしたね~・・・・
検索でヒットし、お邪魔させていただきました。
ちょっと前の日付になるんですが、気づいていただけたでしょうか。
楽しく読ませていただきました。
私のブログでもフィンガー5と南沙織さんは
たくさん語っています。
南沙織さん=17才
(ついでに桜田淳子さん=わたしの青い鳥
西城秀樹さん=ヤングマンなどなど)
みたいに代表曲で語られるのが許せなくて
もっといい曲がたくさんあるんですよーって言いたくて
始めたブログなんですが、
始めてみると当時のTVとか雑誌とかのエピソードが
たくさん浮かんできて止まらなくなってしまいました(笑)
「ぼくらのパパは空手の先生」のコメントすばらしいですね♪
それから、沙織さんの「17才ではなく意表をつく~」
のあたりは
大きくうなづいてしまいました。
今後もお邪魔させていただきます。
よろしくお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/rosyblue70/
お暇なときにお越しくださいませ。
私のことはget_better4uでもかまいませんが、「自由人大佐」という名前で他のサイトやブログにはお邪魔していますので、そちらで呼んでくださってもかまいませんヨ。
私はプロフにあるように、昭和40年生まれです。どっぷり歌謡曲にハマったのは昭和47年~55年頃です。その間の完全に独断と偏見に満ちた選曲で語ってまいりたいと考えています。
このブログは「懐かしの~」をコンセプトにやっていまして、子どもの頃に見たTVや聴いた歌、懐かしのお菓子や飲み物、文房具にいたるまで気が向くままに書き連ねています。「子どもの頃に見たTV」だと、どうしても特撮ヒーローに言及することがメインになってしまうのですが‥‥。
歌謡曲のコンテンツはまだまだ発展途上ですので、これから充実させてまいります。どうぞご贔屓に。