[WWF]へーげる奥田の空談言説

サークル「WWF」主宰・へーげる奥田が適当に告知したり興味の対象について論じたりするウェブログである。

単純でアタマわるい分類

2007-06-11 00:15:16 | Weblog

今日、所用でヨコハマ駅前を通りかかったのですが、右翼の街宣車が異常というレベルでうるさくて閉口しました。異常にうるさい上に何をしゃべっているのか全然聞き取れないというのも一種の才能でしょうか。

ああいう、自ら「右翼でござい」とよくわかるように自ら表記しているようなわかりやすい連中はわかりやすいんですが、現実はなかなかそうはいきません。最近ネット上ではやたらと人を「ウヨ」だの「サヨ」だのと大雑把に分類する輩がいますが、なんだかとてもアタマ悪そうなのでげんなりしますね。

自らのポジションをわかりやすく提示している日本の「左翼政党」なんかについても、日本国内からの視点では「リベラル」なのかもしれませんが、グローバルな視点からみれば「リベラル」とはおよそ言い難いチャイナの政権政党にコビを売ったりするので非常に軍国主義的だし、一人の人間がある問題で保守的であるのに別の問題ではリベラルというような例もごく普通に見られます。

私なんかはどちらかというとリベラルな思考様式をもった人間だと思います。ただ、私は原理主義的な考え方をできるだけ排除し、なるべく論理的なものの考え方を採用しようとしているので、そういう観点から見ると、昨今ではやはり「左翼系」と称される政治的立場の非論理性が目立ってしようがありません。だいたい、私らの世代のように学生時代にガチガチの共産主義教育を受けた者から見ると、いまどきのサヨクな意見の方々はきわめて不徹底で生半可なものにしか見えませんし。

ただ、ここ最近「右翼」と称する政治的立場の者にも、非常に問題のある意見を述べる例が目立ってきたようにも思います。信頼できるEvidenceもないまま、憶測などを交えてなんらかの事実提示をする例や、自己のポジションを単純化するあまり、極端な意見に走る例なども散見します。

私は政治的立場がどうあれ、ある程度の根拠もなく事実と称することを言うのも、価値相対主義が世界規模で広がっている現代において、極端な絶対主義や非論理的なことを言う者を嫌悪します。とはいっても、素人にとってすべての情報のウラをとるのは事実上不可能だし、多くの場合、特定の分野における特権的発言者が自己の既得権を守るために言う言葉が「よく知りもしない奴は発言するな」という文言なわけですんで、そんな何が何でも徹底的に調べろなどと主張するつもりもないんですが。

どちらにせよ、なんだかアタマ悪い発言する奴が増えたなあ、という感じがあります。まあ発言自体しやすくなってますからね。いろんなツールもメディアもあるし。

写真はお好み焼き。こないだ食べたものです。エンジョイコリアの掲示板にもアップして、半日で2,000件ぐらい閲覧数がでています。グルメ板はそんなにギスギスしていないので居心地がいいですね。
それと、これから原稿執筆体制に入りますので、あんまり更新できなくなりますんで。