日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

見えてきた小池東京都知事の「学歴問題の真相」

2024年05月22日 07時45分47秒 | 政治
 4年ごとに開かれるオリンピックと同様、4年ごとに世間を賑わす東京都知事小池百合子氏の「学歴問題」、全国知事会ホームページによれば当人はエジプトの「カイロ大学 文学部社会学科卒業」とある。これは本人の申告によるのであろう。
そしてこの事実は各方面からウソだ!サショウだ‼と指摘され、それがこのところでは4年ごとの東京都知事選挙のたびに世間をザワつかせてきたのだが、今年も7月に迫った改選選挙を前にして空前絶後の騒ぎに発展している。
大変な騒ぎになっているが、その騒擾の場は本来あるべき「新聞」や「TV・ラジオ」などの「伝統的メディア」では一切なくて、専らインターネットと週刊誌などどちらかと言えば未だ権威を認められていない媒体ばかりである。この「異常さ」はなぜだろう?
その答えは、新聞や新聞と連結しているTVなどの放送メディアはすでに情報の核心であるエジプトのカイロに駐在する現地特派員らがカイロ大学やエジプト国家の当局に取材し、その結果として「小池百合子氏はエジプト国立カイロ大学を卒業しているという『情報』を得ているからであろう。おそらくこのことは、特派員が入れ替わる度に「年々の供養」とばかりに「取材」または「調査」し、その結論が継続されてきたのであろう?
しかし、カイロ大学と言えども4年以上在学し、所定の単位を習得した者に「学位(学士)」を与えるというルールは厳然と存在し、その多くは守られているのだが、おそらくわが日本国では断じて存在しないこの「原則」を満たさない者にも「学位」を与えるという「特異性」を認めるのがエジプト・アラブ共和国(Arab Republic of Egypt)の大学の「特異」なところであるということ、そしてエジプトでは通用してもこのニッポンては断じて通じない。この矛盾を消化できない日本の新聞・放送メディアは言葉を失ってしまった、というのが今日の国内情報メディア間の不健康の原因なのではないだろうか???
問題は、この国際間の「常識」の相違をどう克服するか? 7月に小池氏が都知事選挙に立候補し、そのとき再び履歴書に「カイロ大学卒」と記入したら訴訟を起こすとする信頼すべき人物が現れたが、果たしてカイロ大学流「学則」という「異文化」を罰することが他国(ニッポン)の法廷でできるものだろうか? カイロ特派員が長年困惑してきた問題が法廷で詮議されるのだがその理非曲直を論じられるか否か?、今度は日本の裁判官が悩むことになりそうだ、と筆者は思っている、のだが・・・。
 


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