「AIを使って偽の性的な画像や動画を作る『ディープフェイクポルノ』。身近な人をターゲットにした被害が広がっている。米ニュージャージー州の高校では昨年10月、少なくとも女子生徒30人の『裸画像』が学校内で出回っていることが発覚した。『こんなことが自分の身に起こるなんて考えもしなかった。どうしたらいいのか分からず、ショックでただ泣いていた』。被害者の一人、フランチェスカ・マニさんは話す。作成したのは、同級生の男子生徒だった。SNS上の画像を『服を脱がすAIアプリ』を使って加工し、他の生徒らと共有していたという」。こんな記事が朝日新聞に載っていたのは昨年12が21日のことだった。これに対して「負けてはならじ」と思ったかどうか知らないが、我がニッポンでも「生成AIでわいせつな画像を作製し、ポスターにして販売したとして、警視庁は20~50代の男女4人をわいせつ図画頒布の疑いで逮捕し、15日発表した。警視庁によると、生成AIを使って作製したわいせつ物の販売事件の摘発は全国初という。・・・ポスターは1枚約1千~5千円で販売され、売り上げが最も多かった一人は約1年間で1千万円以上を得ていたという」(2025/04/15朝日新聞)。
筆者は、「生成AIが何か人類の思いつかない新しい真実=Truthを生み出すということは決してない」と固く信じている。言うまでもないが、AIの「知識」は世界中の過去知を集められるだけ集めてその中で作り得るステートメントを「構文ルールに則って」並べて最も多く作られたものを「答」とするというものであって、無から生み出されたステートメントでなく、既存のものの中の多数例(有)をもって答えとしていることからである。また、そうでなければビジネス社会では使い物にはならない。
ニュートンとアインシュタインに並ぶ、人類が生んだ大秀才ニールス=ボアは、「クレイジーでなければ新規性はない」と言ったとか!。ボアが評価する偉大な発明・発見とは基本的にクレージーなのである。そして世俗社会ではクレージーは上の新聞記事のように、犯罪でしかありえない。つまり、AIの発達は世俗社会の世俗性を極限にまで追求してもなお、それは「新規」ではありえない。敢えて言えば「AIは、人類を凡庸にする」結果として、知の世俗性を極限にまで追い込んでいくだけのシステムに過ぎない。
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今日をもって長い間お付き合い頂いた「是好日日記」は、主催者のビジネス終了に合わせて、今日をもって「一旦」終了とさせていただきます。この間、熱心にお読みいただいた読者の皆さんに心からお礼申し上げます。また発言の場を提供して下さった「GOO」関係者に衷心よりお礼申し上げます。どこかでお会いできる日を楽しみにしております。ありがとうございました。
筆者は、「生成AIが何か人類の思いつかない新しい真実=Truthを生み出すということは決してない」と固く信じている。言うまでもないが、AIの「知識」は世界中の過去知を集められるだけ集めてその中で作り得るステートメントを「構文ルールに則って」並べて最も多く作られたものを「答」とするというものであって、無から生み出されたステートメントでなく、既存のものの中の多数例(有)をもって答えとしていることからである。また、そうでなければビジネス社会では使い物にはならない。
ニュートンとアインシュタインに並ぶ、人類が生んだ大秀才ニールス=ボアは、「クレイジーでなければ新規性はない」と言ったとか!。ボアが評価する偉大な発明・発見とは基本的にクレージーなのである。そして世俗社会ではクレージーは上の新聞記事のように、犯罪でしかありえない。つまり、AIの発達は世俗社会の世俗性を極限にまで追求してもなお、それは「新規」ではありえない。敢えて言えば「AIは、人類を凡庸にする」結果として、知の世俗性を極限にまで追い込んでいくだけのシステムに過ぎない。
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今日をもって長い間お付き合い頂いた「是好日日記」は、主催者のビジネス終了に合わせて、今日をもって「一旦」終了とさせていただきます。この間、熱心にお読みいただいた読者の皆さんに心からお礼申し上げます。また発言の場を提供して下さった「GOO」関係者に衷心よりお礼申し上げます。どこかでお会いできる日を楽しみにしております。ありがとうございました。