日々是好日日記

心にうつりゆくよしなしごとを<思う存分>書きつくればあやしうこそものぐるほしけれ

政・官・財・学・言論界・・あらゆる暗黒世界の大掃除を!

2024年08月09日 07時49分26秒 | 政治
 8月5日の東京株式市場の日経平均株価(225種)の終値が前週末比4451円28銭安の3万1458円42銭。終値の下げ幅としては、ニューヨーク株式市場の大暴落「ブラックマンデー」翌日の1987年10月20日に付けた3836円48銭を超え、予期せざる史上最下落と相なった。かくのごとく年初から続いた根拠無き株高の流れを吹き飛ばしたのは、米国経済に対する強い不安定感、日本円の急騰など、日本経済の先行きはいよいよもって見えなくなってきたようだ。
米国連邦制度理事会(FRB)が初秋にはついに利下げを決定するであろう?とか、わずかとはいえ日本銀行の利上げもあり、我が世の春をかこっていた証券市場が鵜の目鷹の目の神経過敏症に侵されていたのは確かだが、こんなに大げさに反応するとは、株に縁のない筆者などには想像すらできなかったが、上げたり下げたり当分神経質な劇症を呈するのであろう?
ドル高・円安を追い風に仰ぎながら輸出市場でメシを食ってきた大企業経済の起こるべくして起こった破綻であろう。崩落した現場の惨状はいささか度が過ぎているというべきだろうが、「一罰百戒」この国の大企業にとって劇薬ではあるが良い薬でもあったのではないか?
既にこの国は、アメリカ流に言えば、北九州や東京湾・大阪湾臨海、釜石に室蘭だけではなくて全国津々浦々が言うところの「ラストベルト地帯」になっていたのではないか?中国を主とし、その他東南アジアの途上国が文字通り発展途上にある時には、アズナンバーワンのレッテルをつけて進出できたが、それらの地域が忍の一字をもって成長し、教えるものも、着せるべき恩も底をついてくると、もはや「うまみ」も消えて、海外工場を閉鎖して帰国してみれば頼りになるのは円安だけ、見るほどの技術革新も無ければ、円安だけが頼みの綱で生き延びてきた。経済界のZ世代かだ!
1980年代を終期に、世界トップ100社に過半数を数えたこの国の企業群が、いまやトヨタ自動車一社を数えるのみの衝撃的な現実。「アベノミクス」などと訳の分からない政策で誤魔化してきたツケを今支払わせられている。かくて、円安の帳を打ち払って波の高い国際市場に命がけで突入していくしかないのではないか? 政界・財界・官界・学会・言論界ありとある暗黒の世界すべての大掃除を今すぐ始めるところから再出発だ! 
他にやるべきことは無い。
「日々是好日日記」はしばらく夏休みに入ります。みなさんも、楽しい暑中休暇をお過ごしください。筆者敬白