花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

世田谷ストリートライブ

2007-04-21 | 思うこと
今日は、いつもお世話になっている世田谷市場の仲卸組合が主催する
「世田谷ストリートライブ」のイベントがありました。

仕事が終わってから、環八をひとっ飛び(?)して、
スタッフと市場へ向かいましたが、
残念ながら到着したときはすでに、ライブはほぼ終っている状態でした。

このイベントの第1回目のデモンストレーションを担当させていただいたのは、
かれこれ、もう5年くらい前のことです。
あれから、月日は流れ、世田谷花卉も大勢のお客様でにぎわっていて、
今日のイベントも大盛況でした。

今年のライブは、岩井淳さん、ローラン・ボーニッシュさん、中川聖久さんの
デモンストレーションで、ジャズの生演奏とともに、
素敵なアレンジをたくさんつくられていたようです。
ゆっくり見たかったです、、、、。


今年は、大勢の生産者さんがお見えになっていて、
ご自慢の花々を紹介するブースがたくさん並んでいました。
その全部を見切れる時間はなかったのですが、
大勢の生産者さんと一堂に会して、お話が出来る機会は、
そうそうあるものではありません。

本当にたくさんの熱心な方々と、ほんの少しの時間ですがお話が出来て、
すごく刺激を受けました。
私はもっともっと頑張らなければいけないと思いました。


そんな中で、一つ残念な出来事がありました。
数日前にこのブログにも載せた、バラのサーシャ
とても繊細で、神経を使う花だろうなとは想像はしておりましたが、
とっても立派に、かつ、大変きれいに作ってきて下さる生産者さんが、
この「サーシャ」をつくることをやめてしまったそうです。
それも、ここ数日のことだとか。

先日、水曜日に仕入れした花が最後だというのです。

もう、もう、もう、もう!
「えええええ~~~っっ?」
って感じです。

「どうして?」
「どうして?」
「どうして?」

困らせてはいけないと、思いつつ、出てくる言葉は、つい、、、。
「残念です」以外の何ものでもありませんでした。


花を作るというのは、我々が想像する以上に大変なんだと思います。
そして、サーシャはそんな中でも、かなり作りにくい品種だったようです。
(理由をいくつかお聞きしました)
そう考えると、そんな大変な株なのに、
あんなにきれいに仕立てて、届けていただいていたんだなぁと、
胸がいっぱいになりました。

そして、「美しくて、いい香り!」などと、
勝手な意見を言ってばっかりの自分を反省して、
「いつか、また幸せの花と出会えるかな」と自分を盛り立てて、
誰のせいでもない、このどうしようもない状況を受け入れるのでした。


良い花って、ホントは、どんな花なんでしょう。
そんなことも、再び考えさせられました。








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2 コメント

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はじめまして (yoko)
2007-04-22 08:07:53
いつもサイト拝見しています。そして吉祥寺に出れば必ずお店ものぞかせていただいてます。お花を買わないときでも、嫌な顔ひとつせず、ゆっくり見させてくれる店員さんにいつも感謝しています。
もうちろん購入するときもとっても親身になって一緒に選んでくださりこちらも感謝です。

今回こちらにあるバラサーシャ、私の見間違い出なければ金曜日にお店で見かけたような・・・
もう生産されないなんてほんとに残念です。

これからも素敵なお花、見たことのないようなお花を楽しみにしています。
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Unknown (なみき)
2007-04-22 14:01:29
yokoさん、はじめまして。
私の「容子」と同じ名前ですね~♪
いつも、お越しいただいているのですね、ありがとうございます。
スタッフのことまでお褒めいただいて、申し訳ないです。
至らぬ点もいろいろとあるのだと思いますが、
気持ちよくお客様が花を選べることが一番ですよね。
そのために、どうしたらいいのか、日々模索中です。
お気づきの点があれば、お気軽にご助言下さい。
スタッフのこと言っていただけると、
自分のことより数百倍うれしいです。
本当に、ありがとうございます。

さて、サーシャ、そうなんです!
それが最後の出荷分のサーシャだったんです。
本当に残念です。
でも、これからも、自分の目線で選んだ花を、
みなさまに提供していきたいと思います。
よろしくお願いいたします。


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