花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

おじいさん

2006-08-31 | 花のこと
アムステルダムの市電に乗った時、
花束を持った人がたくさんいることに気付きました。
オランダの人は、本当に花が好きなんですね。

この写真は、少し暗くてボケてるけれど、
おじいさんが秋色あじさいの大きな束を持って歩いているところです。

曇り空の、秋風の吹くレンガの小道から、
シックな秋色あじさいの花束を小脇に抱えて、
おじいさんが出て来たときは、それは、それは、
カッコ良かったんですよ~。

あわてて、デジカメを開いて、写真を撮りましたが、
なんだか、しょぼくれたおじいさんの図、になってしまいましたね。
おかしいなぁ。




アムステルダム

2006-08-30 | 旅のこと
昨晩、NHKでオランダ・アムステルダムを散歩するという番組を観ました。
アムステルダムの駅から、運河を渡りながら、
あちこちの道を歩いていくという内容でした。

アムステルダムには、昨年1度行っただけですけれど、
ホントに素敵な町でした。
オランダ全体が、ほのぼのしていて、あったかくて、
尖りすぎてなくて、優しかったのです。

到着した次の日に大勢で歩いた石畳も、
最終日に一人でぽつんと散歩した町並みも、
どれもこれも懐かしく、
1度しか行ってないのに、
画面に移った場所が「あ、あのあたり」と、
すぐに検討がついてしまうのは、
街全体がこじんまりとまとまっているからでしょうか。

急に、懐かしくなって、
あわててデジカメを整理して、
写真のピックアップを始めました。

しばらくは、オランダのお話をしていきましょうね。



小さな命

2006-08-27 | 花のこと
これは、利休草に花が咲いているところ。
葉の流れの美しさでアレンジをすることの多い利休草ですが、
季節でこんなにかわいい花がつくのです。

1本の花を大切に飾りたいと思うのは、
こういう思わぬサプライズプレゼントがあるからですね。

でもね、とっても、とっても、小さくて、
生活の流れに少しだけ余裕がないと、
気付くことさえ出来ないかもしれません。

慌ただしい毎日のなかで、ちょと深呼吸して、
こういう小さな幸せを見つけられる自分で
いたいものですね。


猫の道案内

2006-08-22 | 私的なこと
猫の道案内3









生産者さんをお尋ねすると、そこで飼っている犬や猫やヤギに出会います。
それも私の楽しみの一つ。
なかなか仲良くさせてもらえない時もありますが、
猫とは上手くいく時が多いようです。
今回は、こちらの猫ちゃんたちが我々を案内してくれました。



猫の道案内2
「では、ハウスへ行きましょう」のかけ声に、ささっと、部屋から飛び出して、庭の柵の上で我々を待っている子。
かわいいですね。




猫の道案内









そうして、全員が外に出て来たのを見計らって、
すっと柵から降りて、ピンと立てたしっぽで、
我々をハウスまで道案内。
と、思いきや、ハウスとは逆方向でした。

でも、何かを教えてくれようとしてたと思います。
それが何かはわからなかったけど、
こんな風に素直に自分に戻れるのも、
生産者さんのところで、素敵な花を見て、
大事なお話を聞かせていただいているからだと思うのです。







きれいでしょう?

2006-08-21 | 仕事のこと


先日、久しぶりに生産者さんのところへお邪魔して、
素敵な花を見せていただきました。
道路も比較的スムーズに流れ、
なんとなく、のんびりムードのただよう、楽しい時間でした。

今回は、1軒のお宅だけの訪問だったので、
お話もたくさん伺えました。

ハウスも隅々まで見せていただいて
(かなり暑かったですけれど)、
ホントに楽しくて、気持ちまで晴れやかになりました。

そして、帰りの車の中から、この夕日。

きれいでしょう?
素敵でしょう?

生産者さんのところへお邪魔して、
花を見たり、話しを聞いたりするのは、
うれしくて、楽しくて、幸せな気持ちにさせられるのですが、
こんな素敵な風景に出会えるのも、
また、気持ちをやすらかにしてくれるのです。





撮影のこと

2006-08-12 | 仕事のこと
角川書店の「花時間」をはじめ、いくつかの雑誌から、
花のアレンジを頼まれることがあります。
編集者、スタイリストさん、カメラマンさん、ライターさんなど、
その道のプロの方と一緒に、1つの物を仕上げることができるので、
普段の仕事とはちがった刺激があり、
望んでいただけるなら、スケジュールさえあえば、
できるだけ、お引き受けしたいと思っています。

この写真は、スタイリストさんがいない撮影現場で、
私が用意したさまざまさ生地を
編集者の方が一枚一枚、丁寧にアイロンがけして下さったところです。

こんなふうに、お互いが思い遣って、認め合い、力を発揮することで、
1人では叶えられない素敵な作品が仕上がることがあります。

異業種の方と仕事のできる幸せを感じる一時です。




そろそろ

2006-08-05 | 仕事のこと

8月に入って、夏休みを迎える花屋さんが多くなってきました。

市場もかなり空いてきて、
駐車場は余裕をもって車をとめることができます。
いつも、こんな風だったら、
楽なんですけどねぇ。。。

仲卸しには、夏休みを目前に控えて、
うれしくて仕方ないといった感じの花屋さんと、
休みはないけれど、余裕でおしゃべりしながら、
仕入れをするバイヤーの人たちが、
ゆったりした早朝の時間を作り出しています。


私もなんだか、気分的に余裕を感じて、
ゆっくりと花を見て、仕入れする花を選びます。

こんなときでも、面白い花を出荷して下さる生産者さんも多くて、
そんなものを発見しては、
1人でにやにやしたり、ため息をついたりしています。

1つ1つ確認して、楽しめながら仕入れができれば、
こんなに幸せな仕事はない!って思えます。

こんな夢見心地なことを言っていられるのは、
9月の上旬くらいまででしょうか。
それまでは、ゆったり楽しみながら花を仕入れしたいと思います。