花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

恥ずかしながら、、、

2007-01-30 | お知らせ
え~っと、え~っと、、、、恥ずかしながら、お知らせです。
先日お話しした、3冊目の本が発売になりました。
今日から、書店に並んでいます。


「イラクサの小道の向こう」というタイトルです。

白い表紙です。

写真少なめです。

文章が多めです。

イギリス、コツウオルズの小さな村の話しです。

静かで、ゆっくりした本です。

「この本は旅と花と人生の本ですね」と、出版社のT氏はおっしゃいました。

「自信作です」と、デザイナーのS氏はおっしゃいました。

「ここまで待っててよかったぁ」と、編集のW嬢はおっしゃいました。

こんなに素敵なメンバーに囲まれて
(もちろん、他にもたくさんの心ある方々のお力をお借りしています)
あまりの幸福感に耐えきれず
「本当にこの本は出るんでしょうか?」と質問して、
3人から、大ひんしゅくをあびました。

いつも、素敵な本をたくさん出している「アノニマ・スタジオ」さんからでています。

税込1680円です。


すいません、お知らせでした。




インクの香り

2007-01-21 | お知らせ
1年ちょっとぶりに、インクの香りを嗅ぎました。
やっぱり、この香り、大好きです。
良い香り。
ツンとしてて、ほんわりしてる。
冷やっとしていて、あたたかい。


そうです。
ようやく、3冊目の本を出版することになりました。
今回は、旅のエッセイ集のような形になりました。
イギリス・コツウオルズのお話です。

そんなわけで、印刷の立ち会いのため、
凸版印刷の工場に行ってきました。
編集者さんとデザイナーさんと凸版の方々との間に交わされる
意味不明(笑)の言葉のやりとりから、写真の色がどんどん変化して行くさまは、
いつみても、気持ちいいものです。
爽快!って感じです。
最初に刷り上がってきたものでも充分きれいに思えるのですけれど、
その会話によって、もっともっときれいになって行くのですから、
やっぱり、プロの仕事ってすごいですよね。


今回は、エッセイ集なので、写真の点数は少なめですが、
どれも、選りすぐりの写真ばかりです。

詳しいお話は、この印刷した紙が「本」の形になった時にもう一度させていただきます。
発売は、今月末になります。



2007-01-15 | 思うこと
手をよく見ます。
自分の手、誰かの手。

手相にも、ちょっと興味があって、わざわざ見せてもらうこともあります。
でも、ホントは手相より「手」そのものが好きなんだと思います。

一番好きな手は、大きくて、ごつごつしてて、ちょっと色が黒くて、
爪の先に土など入っていると最高です。

今まで大勢の方の手を拝見させていただいて、(といっても、偶然かいま見ただけですが)、
「ステキ!」「惚れてしまいそう!」と思うような方々もたくさんいらしゃいました。


そのうちの一人は、市川バラ園の市川さん。
ハウスにお伺いした時、作業場でロワイヤルの茎についた棘を、
素手で、ざざ~っと一気に取り去って、その葉と棘を捨てるために、
ぱっと開いた手のひらの、それはそれは美しかったこと。
バラの脂で黒ずんだ手のひらは固そうで、柔らかそうで、
でも、バラの香りを含んだ優しくあたたかい手だと思いました。


そして、もうお一方は、やはりバラの生産者さんである、
堀木バラ園の堀木さん(お父さんの方ですね:笑)。
ハウスの中で作業をしている時に、
あまりにもつやつや、ごつごつ、ふわふわしているその手先の様子に、
思わず「手を見せて下さい」と、意味不明なお願いをしたのでした。
「俺の手かよ」と苦笑いしながら、そっと開いて下さった両手のひらは、
ふくふくとしながらも、深くて濃い手の模様が、
過酷で、且つ喜びあふれる過去の日々を物語っているような気がして、
その日中、ずーっと頭から離れなかった、そして、今でもよく覚えている、
まさに、「本物の手」という感じでした。


女優さんのような、節もなく、すーっと細く流れる、いわゆる白魚のような手は、
きっと、それを維持するための努力の賜物でもあるのだろうと、
それは、それで美しいと思います。

でも、私は、やっぱり、大きくて、ごつごつしてて、ちょっと色が黒くて、
手の筋がはっきりとした、働き者の手が大好きです。
そういう手は、また、手先の動きが非常に細やかで、繊細だったりもするのです。




始まりました

2007-01-07 | 花のこと
昨日から店を開けました。
といっても、仕入れは一昨日から始まっています。

今年はお正月休みは、本当にあっという間でした。
昨年から引き続いているいろいろなこともあり、
気持ちが上手に入れ替わらないうちに、
仕事が始まってしまったという感じです。


でも、土曜日のお稽古を終えて、
やっぱり、花は楽しいなと、改めて思いました。

昨日は、BasicとAdvanceのお稽古でしたが、
大雨でとても寒く、さらにまだ松の内なのに、
それでも、みなさん遠くからもお越し下さって、
2時間集中して、楽しんで下さっていたようです。
最後は、みなさんが笑顔でお帰りになるのが
なによりも励みになります。

実は、生徒さんからお支払いいただく花材費より
いつもずいぶんオーバーした金額での花組をしてしまうのですが、
みなさんのお顔を想像しては、
「喜んでいただけるかな?」
「きっと、驚くだろうな」
「元気になってもらいたいな」
など、様々な思いで、花選びをしています。


同じ課題のお稽古でも、日にちが違えば、
全く同じ花の組合わせというのは不可能です。
まさにたった1回きりの組み合わせなのです。

その組み合わせの花たちを、生徒さんが一生懸命いけて下さる姿は、
本当に美しくて、ほんわりした気持ちにさせられます。


こうして、お稽古が始まって、ジェンテは通常の日々に戻りました。
みなさんの社会復帰(笑)は、もう始まっているのでしょうか。



明けましておめでとうございます

2007-01-01 | ご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
きれいな初日の出だったそうですね。
寝たのが4時過ぎだったので、6時半には起きることができませんでした。


でも、元旦の今日は、完全なお休みです。
ばんざ~い!


一昨年から放置状態になっていたDVDの
「深夜特急」と「列島縦断20000kmの旅」、
ぶっ通しでこれから、見ま~す。

全部で9巻だから、1巻約2時間として、2×9=18時間。
今、午後の13時だから、13+18=31。

31、、、31、、、三十一、、、「さ、さ、さんじゅういち~?」

朝の7時じゃないですか。

そんなに見れません。


それなら、読みたい本が山積みなので、そっちにしよう。




こうして、予定とは違う道のりを歩き続けれる私ですけれど、
今年もみなさま、どうぞよろしくお願いいたします。