花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

甘すぎる

2007-03-30 | 私的なこと
ブログのテンプレートが「甘すぎる」とご意見をいただいたので、
変更させていただきました。

、、、ええ、小心者です(笑)。

すっかり春でした、、、

2007-03-28 | 私的なこと
本当に慌ただしかったこの3ヶ月。
一時はどうなるかと思ったくらい、時間が足りませんでした。
でも、最後の大仕事となった、
池袋西武での「お招きの花」展が終了してみれば、
世間はすっかり春爛漫でした。

うちの庭の片隅にも、5年くらい前に、
私がひっそりと植えたすみれが咲いていました。



「お招きの花」展では、過去最高の入場者数だったそうです。
本当にみなさま、ありがとうございました。

出展者の方々が全員本気で仕事をしてたのが
多くの方々にも伝わったのだと思います。

嫌になるくらい(笑)、全員が、本当に、「まじめ」でした。

でも、そのまじめさが、花を生き生きとさせて、
いっそうの美しさを導きだすのかもしれないと思いました。


不器用で、特別な才能にあふれているわけでもなく、
人付き合いがどちらかというと下手な私が、
こうしてこの仕事を続けて来れたのも,
生き物を扱うことの多少の「まじめ」さがあったからかもしれません。


「並木さんみたいになるにはどうしたらいいですか」
「花の仕事で独立したいんです」
「どうやって雑誌に載るようになったのですか」
いろんな場所で、たくさん受けてきた代表的な質問の数々です。

すべての質問に対して、明確な答えはまったくありません。
気がついたらこうなっていたんです。
でも、一つだけ言えることがあります。

「まじめ」であること。

どんな仕事をするにも、これが大切だと、本当に思います。










明日が最終日

2007-03-25 | 仕事のこと
今、池袋西武で開催中の「お招きの花」展。
いよいよ、明日までとなりました。

連日、たくさんの方にお越しいただいきまして、
本当にありがとうございます。
朝、10時の開店と同時にお客さまがお越しになって、
21時の閉店まで、その人の波が絶えることなく続き、
私たちも本当にうれしく思っております。

開店前と閉店後のメンテナンスが、ちょっと大仕事ですが、
それでも一日でもおこたると、その後がもっと大変になってしまうので、
なんとか、頑張っております!


この土日は、生産者さん等、お客様の予定があったので、
何度か、ブースの前に立つ機会がありました。
そうなると、入場者の方々ののいろいろな「生のお声」が耳に入ります。

今回も、私のブースの前では
「本物の花?」
「本物だったら、こんなきれいなはずが無いわよ」
「きっとアートフラワーなのよ」
などという、声が聞こえてきました。

いいえ、全部本物です。
きれいに保つのは大変なんです!
アートフラワーはいっさい使っていません。

と、心の中で答えながら、みなさまがご自身でお気づきになられるのを
ひたすら待っておりました。

疑問をもたれたお客様のほとんどは(本来は禁止されているのですが)花を触って、
そして、「はっ」と気づくのです。
すべて、本物だと。

そして、先に進んだお友だちを呼び寄せて、
「ちょっと~!これ、全部本物だってば!」と大騒ぎになるのです。


そうした風景を、後ろからのぞかせていただいて、
ひっそりと、楽しませていただきました(ごめんなさい:笑)。


なお、明日は最終日。
時間は6時までとなっています。




「お招きの花展」

2007-03-18 | お知らせ
3月21日から池袋西武にて行われる、
「花時間」プロデュースのイベント「お招きの花展」
に参加する事となりました。

「お招きの花」。
私は、気の置けない友人をコンサバトリーに招くという状況設定で、
ディスプレイを含めたアレンジをする予定でおります。

庭でもない、お家でもない、
庭とリビングの中間地点でもあるコンサバトリー。
さて、どんなアレンジになるでしょうか。


私がイベントで使用する予定の花は、
今、私がお気に入りの花を中心にと思っています。

ということは、
かなり繊細なものも多くて、
本来ならディスプレイに使うようなタイプの花ではないのかもしれません。
花のコンディションを保つのは、本当に大変。
百貨店内ですので、温度は高めに設定されてますし、
乾燥も激しいのです。
だから、本当はそれを見越して、丈夫な花を使うのがある意味のプロなんだと思います。

しかし、丈夫さを優先するというのは、
私の花の選択方法ではありません。

やはり、大勢のお客様にご覧になっていただくのですから、
普段私が考えている想いの通り、
花がどんどん変化して行く様子を実際に感じ取っていただいてこそ、
私が出品する意味があるんだと思うのです。

ですから、普段、私が仕入れする花の選び方で、
日々のメンテナンスを行いながら、
空間を飾って行きたいと思っています。

そのためには、大勢のスタッフの力を借りなければならず、
そうした力に支えられてこそ、
私の花の活動は成り立っているのだと、確認させられます。
感謝せずにはいられません。


花展はいよいよ、明後日21日からとなります。
このブログ上でも、途中報告をしていきたいと思っております。
お時間がございましたら、ぜひ、お立ち寄り下さい。









香り

2007-03-06 | 花のこと
花は良い香り。
香りのしない花もありますが、
そんな花からも、青臭さというか、土臭さというか、生命力の香りがします。

先日、生徒さんからプレゼントされた「フレーバーコーヒー」。
すっごくすっごく良い香り。
バニラの甘くてふんわりした幸せの香りのコーヒーです。
ゆったりした時間はとりにくいんですけれど、
何かを考えだすとき、湧き立てのお湯をコポコポ入れて楽しんでます。
入れ立てはもちろん、最後まで香りが続いて、
気持ちがふっと柔らかくなるような気がします。
大切に飲んでいるので、ちょっとずつ、そして、ここぞ!の時に。
(貧乏性です)

花の香りも、こうやって多くの方の心をほぐしてくれているんだなって思うと、
花々に囲まれて仕事ができることってやっぱり幸せって思えます。
店の中にいると、鼻が麻痺してきて、香りはあまり感じないんですけれどね。