来年のカレンダーのご用意はもうお済みでしょうか?
まだとおっしゃる方は、ぜひ、花時間1月号に付いてくる、
2007年用のカレンダーをご利用下さい。
こちらのカレンダーの偶数月のアレンジを、
このたび私が担当させていただきました。
テーマは「その月一番きれいな花と器」。
花は、その月にふさわしい季節の花を。
器は、それに見合った、とっておきのものを。
1月号に付いてくるカレンダーは、前半の半年分。
私は2、4、6月を担当してます。
2月は、球根花をたっぷりと。
撮影場所は、なんと、ジェンテの店内です。
器は、私がイギリスで買ってきた古いミキシングボウル。
洗面器くらいの大きさのある、存在感のある器ですが、
そのなかに、まさに“春爛漫”という感じで、
たっぷりとアネモネ、ラナンキュラス等々を生けました。
春のうきうき感を感じていただけるとうれしいのですが。
4月は、桜。
以前、このブログの
「お花見(3/30)」のページに、
撮影の様子を書かせていただきました。
満開の桜をバックに、桜の花を生けるという贅沢感。
器は、カットガラスのコンポートを使いました。
桜の花(まさに「花」)をたっぷりと、いけることにして、
洋風に枝ものを楽しむ方法をお見せしたつもりです。
6月は、ユリ。
やはり、ブログでご紹介した
「遠出(5/30)」の「ガラスの森」での撮影でした。
器は、「ガラスの森」でお借りしたベネチアングラス。
どれも繊細でこの世に1点しかないもの。
そして、とても高価なものばかり。
下見に来た時から、どうしても気に入ってしまって、使いたかった器たちです。
まさに、職人技のなせる技術の賜物と思われる美しさ。
それに、負けないように、笹ユリ、ひめゆり、ヒメサユリなどと、
三宅さんのアルストロメリアの原種など、初夏の花を数点。
すべてが繊細。
その組み合わせのバランスが、アレンジメントの決め手になると思われます。
カレンダーの写真は、1ヶ月の間、毎日目に触れるもの。
できれば、いつみても新鮮な印象になればいいなと思って、アレンジしました。
実際は、自分でも飾ってみなければ、その真偽のほどはわかりません。
でも、どのアレンジも、とても気に入っています。
だって、花時間でいつもお世話になっている、山本正樹さんが撮って下さった写真です。
その写真の美しさは、ご覧いただければすぐにわかっていただけることでしょう。
いつも、実際のアレンジ以上の美しさを2次元の世界で表現して下さるのです。
素敵な仕事をさせていただける幸せをかみしめながら、
来年の偶数月は、ちょっとドキドキして過ごすことになりそうです。