先日、大切なお友だちから、少し早めのクリスマスプレゼントをいただきました。
彼女は、折にふれ(心や体が弱っていたり、記念日となり得そうな日など)に、
本当に突然、さりげなく、心に染み入る贈り物をしてくれます。
今回は、1年がかりで行っていた仕事がようやく一区切りついたところでした。
(といっても、1年かかってしまったのは、まったく私の責任なんですけれど)
「これ、少し早いけどクリスマスに」と言って、手渡しくれた、
和紙とかわいいリボンでくくられたプレゼント。
ラッピングをほどく前からドキドキして、手が慌ててしまって。
中から出て来たのは、
「The 12 Days of Christmas」。
きれいなグリーンに赤いリボンをくわえた2羽の白い山うずらが表紙の絵本でした。
作者はRobert Sabuda。
後から調べると、ポップアップアートの世界では有名な方だそうで、
1ページ開く度に、
声をあげずにはいられない、楽しくて、うれしくて、驚きの、そして、幸せな、
そんな感動の連続でした。
そして、それは、何度見返しても変わることのない感動です。
真っ白の紙がおりなす、幻想の世界。
驚きと発見の連続。
開く度に、音楽や鳴き声や人々の笑い声が聞こえてきそうです。
心がワクワクするのはどうしてでしょう?
見終わった後、また再び1ページ目から開いてしまうのはなぜでしょう?
可愛らしくて、ほのぼのしていて、
それなのに、美しい。
こういう世界があったんですね。
空間が広がっていた心の引き出しの中が、少し埋まっていくのを感じました。
1年かかってしまった仕事を終えて、再び少しずつ、自分のペースを取り戻して、
12年目の花屋の生活をはじめていきたいと思いました。
あらたなジェンテのスタートだと思っています。