花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

韓国からお客さま

2007-06-16 | 花のこと
随分前のことですっかり忘れていたのですが、
以前、韓国の方が店にお越しになって、
「韓国版・東京ガイドブック」を作るための取材の申し込みがありました。

突然のことだったのでなんの準備もなかったのですが、
私の「英国、花からはじまる旅」をお読みくださったそうで、
「英国の本のような、東京の町案内のガイドブックを作りたいんです」
と仰って下さったので、なんだか私もうれしくなってしまって、
インタビューにも積極的に答えたのを覚えています。


今日、韓国人の若くてかわいい女の子が店にいらっしゃいました。

なんと!
韓国からわざわざジェンテを見るために来て下さったとのこと。
そして、「このガイドブックを読んでから、ジェンテに来たくてたまらなかった」
と仰るのです。



あ!
あの時のガイドブック?!
と思いついて、中身を見せていただきました。


なんて読めばいいのかわかりませんが、
「gente」って書いてあります。



うわー、営業時間が載ってるのはわかりますが、
他の文章は、♂♀みたいな文字が組み合わさってて、さっぱりわかりません。


さらに、別のページにも



「英国、、、」の本の話しが出ています。


お客様の流暢な日本語からすると、
私がイギリスで研修を受けたとか、
ヨーロッパへたまに行くとか、
元は会社員だったとか、
そんなことがたくさん書いてあるそうです。



彼女は、フローリストになるのを目指して、来週からアメリカへ留学するそうです。
花の学校への留学の前に、どうしても一度ジェンテを見ておきたかったとのこと。

興奮して、一気にいろんなことを話してくれました。
一緒に記念写真もとらせていただきました。


最後に「今度ここへくる時には、ちゃんとフローリストになってるから」と
笑って話してくれました。



彼女のさわやかな笑顔と興奮して上気した頬の色が印象的で、
なんだか、とっても明るい気持ちになりました。

彼女がいつの日か、ジェンテの店頭に立って、
「私、フローリストになったよ」って報告に来てくれたら、
こんなにうれしいことはないでしょう。

何時かその日まで、私もまだまだ頑張ろうって思えたひと時でした。