花との毎日 

~ときどき書き込み~

ジェンテの並木容子が綴る花との日々

カレンダー後編

2007-06-13 | 仕事のこと
昨年末にお知らせいたしました通り、
今年の「花時間」のカレンダーを担当しています。

その後半(7月~12月)分のカレンダー、今発売中です。
「花時間」7月号(1050円)に付いてきます。


前半と同様、私は偶数月を担当しています。


8月は、ジニアを生けました。
真っ赤な大輪の、ちょっと昔風のジニアに、
イギリスで買い求めた1940年代のバスケットをあわせました。
すこしだけ、野暮ったさの残る田舎風の夏の風景をイメージしたつもりです。


10月は、大好きな市川バラ園の「ジャルダンパフュメ」を。
秋のバラとして、紅葉の風景の中で、
これまた、ちょっと田舎風なイメージでアレンジしました。
器は、昔、収穫に使われていたポテトボックスや、
きれいなバラの模様が入ったシガレットケース等、様々な木箱を組み合わせて。
香り立つ素敵なバラたちを、たっぷりと。
こんなにたくさんのバラに囲まれて、夢のようなひと時でした。



12月は、アマリリスを。
ちょっとクールな色合いの、でもウキウキする楽しさを感じていただけるイメージで。
古くなってしまったシルバーの大きなコンポートを使いました。
キラキラ光るオーナメントをたくさん飾って、
光の反射で華やかさを添えたつもりです。



撮影はほとんど今年したものです。
でも、遠い昔のような気もします。

そして、カレンダーをデスクの前に飾ったので、
それを見ながら、反省したり盛り上がったりして、
この1年は終って行くのだろうと思います。