Le cheval noir

全然更新できてない…orz

Paris写真集~④Musee du Louvre傑作編~

2008年12月02日 23時47分24秒 | Paris旅行2008
昨日の続きで、いよいよ展示作品について語っていきますv
日本の美術館と違って驚いたのが、写真撮影の寛容さ。
基本、日本の博物館&美術館は写真撮影自体が禁止のところが多いと思うのですが、ルーヴルは基本フラッシュさえたかなければOKの模様。
数年前から最近までは有名絵画が集まるエリアのみ撮影禁止となっていたらしいのですが、私が行った時はパンフレットにも、館内にもそのような表示はなく、実際に撮っていても全く怒られる気配無し…あれ?全面OKに変わったんでしょうか???
と、いうわけで結構撮ってきちゃいました。もちろんフラッシュはなしです。


まずは有名絵画の集中するドゥノン翼へ。



1階から2階に上がる時に目の前に飛び込んでくる「Victoire de Samothrace(サモトラケのニケ)」




1863年に118の断片の状態で発見され、1884年からずっとルーヴル美術館で飾られているそうです。
映画「タイタニック」のヒロインが甲板先端で両手を広げたポーズを取るのは、船の舳先に立つサモトラケのニケの真似なんだとか。

一枚目の写真にも見切れていますが、「モナリザはこっち!」といたるところにポスターが貼ってありました。さすが…




説明はもういらないですよね。
他の絵と全く違って近づけませんでした!!!
望遠無しで撮ったのですが、これが絵からの最短距離なんです。扱いが違いました。
私達がLa Joconde(モナリザ)に会いに行ったのは平日&朝一だったので人も少なく、じっくり見ることができたのですが、



日曜だとこんな感じ。↑とほぼ同じ時間帯だったのですが^^;
近づけません。



モナリザの部屋を出ると長い回廊に13~18世紀のイタリア絵画がずら~っと飾られているのですが、最も有名なうちの一枚はやはりこれでしょうか。
ラファエロの「Bella Giardinier(美しき女庭師)」、「聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ」とも。


イタリア絵画の通路とはモナリザの部屋を挟んで反対側にあるのがフランス大画の大作の部屋。
私が大好きな画家の絵はほとんどここにありました。





ドラクロワの「The Death of Sardanapalus(サルダナパールの死)」
場面の緊迫感を伝える色彩や光、躍動感…作者の描くことに対する激しい欲望に、画面全体を覆う、むせかえるような死の匂いに飲み込まれそうでした。
写真ではとても伝えきれないのがもどかしいです。
ドラクロワは私が大好きな画家の一人です。彼の大作が所狭しと並べられたこの空間で過ごしたひと時は至福でした…世間一般には「民衆を導く自由の女神」や「キオス島の虐殺」の方が有名かな。




↑のドラクロワの兄貴分的存在?だったのがジェリコー。
彼の代表作がこの「Le Radeau de la Méduse(メデューズ号の筏)」
実際に起こったある悲惨な事件を元にして描かれたこの作品。ドラクロワといい、彼といい、場面選択と表現方法の凄惨さには目を覆いたくなる時があります。
ちなみに、中央でうつぶせに倒れているの男性のモデルを務めたのはドラクロワだったとか。ジェリコーは競馬好きなら一度は見たことがあるであろう?ある有名な絵画の作者でもあるので後日もう一度紹介したいと思います。




ダヴィッドの「ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」
高校の世界史の資料集にも載っていました。
150人もの人が描かれているにもかかわらず、巧みな照明効果と人々の視線によってナポレオンとジョセフィーヌの2人にこの絵を見ている人が自然と注目するようにつくられているところに感動。上の2枚も相当大きな絵でしたが、この絵の大きさにはとてもとても…
わざと人を入れて大きさを強調してみました。


危うく忘れるところでした。
傑作編にこの作品を入れないなんて私はどうかしています^^;


「the Venus of Milo(ミロのヴィーナス)」
パンフレットにちゃんと展示場所が書いてあるというのに、迷いに迷いました。
ルーヴルの広さ&複雑さを舐めてましたorz 何度同じ場所をグルグル回ったことか…


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