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声そろえ「飲酒運転しません」 福岡市職員ら唱和(朝日新聞)>2012.5.26

2012年05月26日 | 過去記事

    



声そろえ「飲酒運転しません」 福岡市職員ら唱和(朝日新聞) - goo ニュース

<飲酒絡みの事件が続き、市長が全職員に自宅外での1カ月間の「禁酒令」を出した福岡市で25日、「飲酒運転撲滅の誓い」を職員が唱和した。この日は、2006年8月に起きた市職員(当時)の飲酒運転による3児死亡事故の月命日。禁酒令が出た今月21日から続けている「服務の宣誓」と合わせ、多くの職場で読み上げた。

 誓いの文章は3児死亡事故の後に市が作った。市放課後こども育成課では午前9時すぎから、職員約15人が声をそろえた。係長の「私は飲酒運転をしません」「私は飲酒運転をさせません」との声に続き、他の職員が同じ言葉で誓った。

 また、服務の宣誓は本来、市職員に採用された時に署名するもの。しかし、飲酒絡みの事件が続いたことから、初心に立ち返り、公務員の使命や責任を職員に再確認してもらおうと禁酒要請をした21日から唱和を始めた。課の全員で「命令、条例及び規則を尊重する」などと誓った。柚木健次課長(49)は「宣誓は身の引き締まる思い。日々、自覚することで再発防止に役立つ」。課では毎朝、唱和を続けるという>






大阪では刺青を入れたチンピラが、刺青を消すか辞めるかしろ、といわれて「人権侵害だ」と騒ぐ。大枚はたいて痛い思いをして入れたモノを消すのに「いくらかかると思ってるんだ」と市長に言い返す。福岡では出向していた58歳の係長が発注先の社員と酒を飲んでいた、とバレた。昼間から仕事もせず、堂々と利害関係のある企業に接待させていた。福岡市は「市職員倫理行動規準」に違反するのではないか、と調査をし始めたというが、しかし、もう巷では「役人に倫理観」とは馬の耳にナントカ、求めるほうが無理なんじゃないか、と気付き始めてもいる。

2006年の悲惨な事故を受けても飲酒絡みの事件が絶えない、として福岡市長が怒って「1ヶ月間(自宅以外での)禁酒」を言ったら「結婚式の三三九度はどうするんですか」と、まるで遠足の「おやつにバナナ」レベルの阿呆が蔓延る。だから小学生のように「私は飲酒運転をしません」と唱和させられている。これらは全て、我々の支払う血税で食べている。

そんな彼らが励むのは「コソ泥」と「タカリ」だ。それから「ピンハネ」とか「くすねる」とか、いろいろとやることがある。

国土交通省の役人が「年間500万円」もタクシーに乗っていた。騒ぎになって、民主党の議員が調べると、彼らは「個人情報がどうした」として取り合わなかった。その泥棒役人は3000円のメーターに1万円として、差額の7000円をポケットに入れていた。これをおかしいと思わない。だってアレもコレも、みんなやっている。みつかったら「運が悪い」とか「調子に乗り過ぎた」で済む。メディアも「横領」とは言わず「無駄遣い」と矮小化してくれる。刺青も「ファッション」とか「欧米では~」と擁護してくれるコメンテーターもたくさんいる。

役人が不祥事を起こしたり、職務怠慢から問題を起こしたりして訴えられる。負けたら賠償金を支払うわけだが、コレもよく考えるまでもなく税金が使われる。当の本人は最悪でも懲戒免職、普通は減俸とか停職で済んでいる。もちろん、退職金ももらえる。記者会見では担当者、責任者が出てきて「組織、職員がサラリーマン化していた」とか言って納税者を馬鹿にする。エリートだったオレらだったけど、なぜか、おまえらくらいのレベルに下がってしまった、という意味になる。

普通、企業に就職する際、服務規律に「飲酒運転は禁止」とはない。会社の備品を持ち帰るな、とか水増しして私腹を肥やすことは止めましょう、とかない。忘年会など時節の挨拶程度、飲酒運転はするな、という上長の訓示はあれど、それを阿呆の子みたいに唱和させる必要もない。理由は「そのレベルの人間は必要ない」ということだ。民間企業では通じない、ということなのである。

介護福祉の現場には「挨拶をしましょう」と貼ってある。私が勤める施設でも、毎月「言葉遣いとマナー」が月目標として挙げられてくる。監査に来る市の職員が「職員からの挨拶がなかった」とかやるからだ。手すりが壊れているのは気がつかないのに、我々が来ているのに挨拶もしないとはなにごとだ、ということだった。挨拶はともかく、我々も遊んでいるわけではないから、私服を着た2~3名が施設内をウロウロしていても相手に出来ない。要領の良い古株は「御苦労さまです!今日はね、こんなことがあったんです」と愛想をするが、普通、我々職員は「おはようございます」でお仕舞いとなる。コレが気に入らない。遊んでいるみたいで疾しいから、何か相談もしてほしいわけだが、入所者本人の前で「だいぶレベル(ADL)が落ちたね」と平然と言う人間に相談することなど、今日も世界は平和ですか?戦争は悲惨ですね、以外に思いつかない。

ロサンゼルスの人口は400万人。市議会議員は15人。市長だったリオーダンの年俸は1ドルだった。このチームはロサンゼルスの殺人事件数を2割下げた。大したものだと思うが、日本も江戸時代はそうだった。そろそろ思い出してみるべきではないか。




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