忘憂之物

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             渋沢栄一

菅氏、何度も「チェルノブイリに」海江田氏証言(読売新聞) >2012.5.18

2012年05月18日 | 過去記事

    



菅氏、何度も「チェルノブイリに」海江田氏証言(読売新聞) - goo ニュース







BARを閉めたときに残った在庫。新品のウィスキーや焼酎、スピリッツ各種などだ。ほとんどが「サントリー・トリス」だったわけだが、コレが最近、ようやく無くなった。ぜんぶ、晩酌やらで自分で飲んだ。困っているのは「リキュール」の類だ。これがまた結構な量がある。私も自宅でカクテルを作って飲むほど男前ではない。これがまた総じて甘いから美味しくない。チョコレートのリキュールとかあるし。

そういえば「オリジナルカクテル」も作った。妻の好きな「カタカナ言葉」である「キングドラゴン」という名のノンアルコールカクテルだ。ベースは「桃」だった。そういえば「桃」のリキュールは重宝した。「イチゴ」やら「オレンジ」とは違う甘さと口当たりがあったから、この「桃リキュール」を使ったカクテルを好んで飲む女性もいた。缶詰だが桃の果肉も入れてやると喜んでいた。

普通の女性客はトリスのハーフロックも飲んでいたが、深夜遅くに来てくれる水商売の女性はもう、たっぷりと酒を飲んでいることが少なくない。つまり、客との付き合いなわけだから、実はもう、あまり飲みたくない。しんどいわけだ。とはいえ、まだ商売の途中。酔客の眼前にて「冷たいお茶」とは頼み難い。だから私にお任せ、として「なんか作って」となる。事情を十分承知している私は「桃リキュール」を使っていろいろ作る。

また、よく「二日酔いには柿が良い」とか言われるが、実のところ、コレは本当である。人がアルコールを摂取すると、先ず、アルコール脱水素酵素が働き、代謝副産物であるアセトアルデヒドが生成される。二日酔いの原因はこのふたつになる。脱水状態になった上でアセトアルテヒドの毒性が体に残る。量を飲むとこの代謝が追いつかないわけだ。ここで「柿」となるわけだが、柿にはカタラーゼという物質が含まれる。これがアルコールの分解を早める。そして有名なのがタンニンだ。タンニンはアルコールの吸収を抑える役割がある。「悪酔いには柿」は正解だ。しかし、だ。

タンニンはアセトアルデヒドを分解しない。結合して代謝を促すも消し去ることはしない。つまり、既に「二日酔いの状態」であれば遅きに失する。深夜遅くに飲みに来る水商売の女性客には時すでに遅し、なわけだ。そこで「桃」の登場となる。

アルコールに対して「柿」が盾であれば「桃」は矛となる。桃にはナイアシン(ビタミンB3)が多量に含まれる。これはアセドアルデヒドキラーだ。摂取すればどんどん仕事をする。「二日酔いの入り口」にいる水商売ねーちゃんにも効果抜群となる。

福島県喜多方市にある創り酒屋「大和川酒造店」が、地元の農産物を原材料にした商品を開発した。復興の一助になれば、との思いで福島特産の「桃」を使ったリキュールを売りだした。商品名は「桃の涙」だ。発売後1ヵ月で1万本が飛んで売れた。「年間目標10万本」は確実に達成されるだろう。私も注文する。




http://yamatogawa.by.shopserve.jp/SHOP/470205.html
(大和川酒造店・公式ホームページ)

福島県の桃は出荷価格が半値以下になった。愕然とする農家には全国から励ましの手紙などが届く。「涙」はそのときに流された。

「大和川酒造店」は地元の老舗だ。社長の名前がよろしい。佐藤弥右衛門さんだ。

紹介されていた京都新聞の見出しでは「復興に挑む」と書かれていた。「兆(きざし)」とは変化のこと。これに手を入れると「挑む」になる。「木」に生れば「桃」だ。菅直人はコレに「しんにょう」を付けて「逃げる」とした。震災も原発事故も日本にとって「深刻な兆」だったが、これからどのようにして「逃げた」のか。東京電力福島原子力発電所事故調査委員会が調べている。あのとき呑気に「眺めて」いたのは誰なのか。馬鹿みたいに飛び「跳ねて」いたのはどこの誰だったのか。早急に調べてほしい。次は枝野が呼ばれる。最後は菅直人だ。誠実に「挑んで」もらいたいモノだ。




2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (後輩)
2012-05-22 16:33:57
上手い!
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Unknown (久代千代太郎)
2012-05-24 12:41:21
>後輩どの


そ、そう?
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